2009年04月02日
【10】高圧洗浄2
4月1日(水),うまい具合に雨となり,2回目の高圧洗浄です。
大屋根は過日洗浄済みですので,今回は外壁面と下屋根。
このお家は駐車スペースを兼ねた通路の奥に建っており,
ほぼ4面をお隣のお家に囲まれています。
なので,大屋根洗浄の時と同様に,
下屋根の外周を防炎シートで囲って,カラーベストから先に洗浄。
↓
洗浄の時には「フルフェイスのヘルメット」を被ります。(私だけ?)
特に,190kg/cm2+トルネードノズルでカラーベストを洗浄する場合,
「着色セメント層」が剥離して,びしびし跳ね返ってきますから
目を保護する何かが無いと,とても目を開けてられません。
(跳ね返ってきたものが目に入るとゴロゴロしてすごく痛いです)
ゴーグルはあれこれ使いましたがどれもみなすぐ曇るので
「フルフェイスのヘルメット」に落ち着きました。
曇らないわけではないですが
シールドの内側に「シャンプー」を塗っておくとかなり効きます。
マニアックでしょ(笑)
下屋根の高圧洗浄が終わったところで
圧力を170kg/cm2に落として外壁面を洗浄。
↓
朝から始めて4時過ぎに終了しました。
というように,大きめのお宅だと,
屋根と壁の洗浄が1日では終わりません。
曽根塗装店の場合は。
2009年04月01日
【09】トタン部分ケレン・錆止塗り
31日(火),屋根のトタン部分に着手。
棟包板金の釘があちこちちょこっと飛び出てるのを修正します。
↓
めくりやすい端っこの釘を抜いて内側の板の状態を確認すると
腐ってはいないようです。
↓
ステンレスのビスも用意していましたが,
釘が緩くなっているところはハンマーで打ち込むか
位置を変えて打ち直すだけで,おさまりました。
築年数は13年,トタンは角のところから錆びてきています。
↓
錆と,劣化した塗膜の表面をサンドペーパーでこすって清掃。
傷を付けることによって上に塗る塗料の食い付きを良くするのも
この作業「ケレン」の目的です。
↓
接合部には塗料をはじく「シリコンのコーキング」が詰められています。
後日,増し打ちか打ち替えをしてから それ用の下塗を塗る前に,
白くなった表面を研磨材でこすって落としておきます。
↓
横樋に隠れて下からは見えませんが,
外周部にも「唐草」とよばれるトタンの部分があります。
↓
大屋根部分のケレンが終わったところで,錆止塗料を段取りしておきます。
この塗料は「主剤」と「硬化剤」を「9:1」で混合してから
30分放置後に使用せよ=「熟成時間30分」という指定があるのです。
↓
なお,なんで秤の目盛りが逆なのか,拍手ボタンのコメントから,
ご質問がありましたので,書いておきます。
答えは「一人で配合するときにその方が目盛りが見やすいから」で,
やってみればわかります。
カバーと針を外して文字盤を逆さに付け替えるだけなので簡単です。
(これは私が考案したテクではなく,同業者に教えてもらいました)
ついでに書くと,この秤はプラスチックのカバーが付いてました。
塗料が垂れてシンナーで拭くと溶けて曇ってしまうので
ビニールを二重に貼って保護して使っていましたが,
現在はガラスに改造してあります。
プラスチックのカバーの縁だけを残してカバー正面を切除,
その縁と丸いガラスをシーリングでくっ付ければOK。
汚してしまっても簡単に掃除できてキレイになります。
それから,これ。
「DIY外壁塗装」でも書きましたが2液形塗料の配合表の束です。
主剤,硬化剤,希釈剤の量と平米数がプリントしてあり
いちいち考えなくても済みます。
↓
外周部には「シリコンのコーキング」が詰められています。
研磨材でこすって表面にこびりついた汚れを落としておきます。
↓
次いで下屋根のトタンもケレン。
(このお家は3方,コの字に下屋根があります)
↓
屋根絡みのトタン部分の総延長はおよそ170メートル,
釘打ちとケレンは2名で2時過ぎまでかかりました。
「シリコンのコーキング」のところはとりあえず除けてあります。
↓
下屋根のトタン部分を塗り始めてまもなく,
ネタ切れ,時間切れで終業。
↓
これ↑は現場で1種類塗料を使うごとに塗っていき,
最終的にこのように↓なります(直前のお宅の塗り板です)
↓
そう,各部位ごとの工程がわかる塗り板なのであります。
2枚作成して,1枚は施主様にプレゼントします。
当店の事務所がバリッとしたオフィスなら,
完工写真と一緒に壁に展示しておくのですが,
狭くてそんなスペースはございません (^^;)
現在20枚くらい,棚の中にしまってあります。
横浜は今日も雨雲アラームが届いてひやひやしましたが,
1分くらいパラッと来ただけで,どうにか持ちこたえてくれました。
明日は高圧洗浄を行う予定で,逆に,降って欲しいです。
2009年03月31日
【05】〜【08】コーキング
【05】コーキング(シーリング)の続き
26日(木)は二手に分かれました。
私は直前のお宅(八王子市)の足場撤去立ち会い,
相方は現場直行でコーキング(シーリング)の続き。
ところが,横浜では午前中雪がちらほら。
まあこれから晴れる予報だし大丈夫だろうと思っていたら,相方から電話。
八王子は晴れてましたが,横浜は雪が止まないというので
午後から行くよう伝えました。
後から聞いたところでは,ロッキーさんが3時過ぎに参加されたそうです。
【06】さらにコーキング(シーリング)
27日(金)は2名で参上。
またまた既存コーキング撤去&欠けの補修,再充填。
↓
ちなみに,ほとんど接着剤な「クイックメンダー」のように
がっちり密着して定板が掃除しにくい練り物を使用する場合,
汚れたら剥がして捨てられる「クリーン ペーパーボード」が便利です。
↓
それから,書き忘れてましたが,
コーキング部分と絡む縦樋は外してあります。
↓
10時に携帯を見ると「雨雲アラーム ランク2」のメール着信。
(私の携帯は近くに雨雲が来るとメールが届くように設定してあります)
↓
雨雲レーダーの予想動画を見ると,どうもひっかりそうです。
でも晴れてる。
↓
昼で引き上げられるように作業を進め,再度確認する頃には
雲行きがおかくなってきて,どうも3時頃から降るらしい。
迷いましたが,撤収。
【07】まだまだコーキング(シーリング)
28日(土)は終日コーキング。
手順の動画を撮りましたので,これもいずれそのうちアップします。
【08】その上もっとコーキング(シーリング)
30日(月)は浴室の外側のサイディング剥がしからスタート。
前日,サイディングが浮いていてバフバフしてるのでビス止めを試みるも
ぜんぜん効かないため,ロッキーさんと相談の上,
剥がしてどうなってるのか,見てみることになったのでした。
↓
カットして剥がしてみると過去に濡れた痕跡があり,下地が腐ってました。
↓
以前に浴室の内側にシロアリが出てきたことがあって
駆除してもらったそうです。
今でもここが濡れるのか,ロッキーさんが内側から
シャワーでガラスに水を当ててテスト。
水が出てきたのはガラスと枠の境目からで,
それより内側には入っていないことがわかり一安心。
↓
剥がしたサイディングを復旧するため,
ロッキーさんが板3枚とステンレスのビス2種類を買ってきてくれました。
サイディングとコンクリートの間に板を差し込み,
振動ドリルで下穴を開けてビス止めしたところです。
↓
左右の目地巾を5ミリに調整したサイディングを木下地にビス止め。
↓
サイディングの厚さは16ミリなのでシーリングの厚みは11ミリです。
↓
剥がしたサイディングを止めたネジ頭は,
また剥がす?ときのために接着充填剤で埋めずに
そのままで塗装することにしました。
やっぱり,またしても,窓の左右がダメ。
バックアップ材が太すぎでコーキングが薄すぎ,裂けてます。
↓
で,本日,めでたく外壁コーキングが一通り終了しました。
帰ってから,撤去したシーリングをまとめて量ってみると6.5kg。
↓
今回使用したシーリングの空き筒は31本,使いかけが2本あるので
32本として,×0.32L=10.24L
比重1.39なので,10.24L×1.39=約14kg 使ったことになります。
↓
14kgの中には,養生テープにくっついてロスになった分もあるので
正確ではないですが,撤去した量の2倍位 使ってることになります。
こんなに違う最大の原因は,たぶん,新築時のバックアップ材の太すぎです。
ようやく 現実の日にちに追いつきました。
こんな調子の工事記録,
いつも施主様専用にHTMLで作ってますが,
ブログのほうがはるかにめんどくさいです。
慣れもあるでしょうが,なんというか,操作フィーリングがぎくしゃくして,
HTMLより更新に時間が掛かる。
たぶん,ちょっとした文章と写真1〜2枚並べる程度がちょうどよくて,
これじゃ長すぎですね。
でもこの調子で最後までいきます(笑)
現在13人工(足場別),予定は60人工なので,まだ1/4も来てません。
次回はコーキングの硬化待ちと雨待ちを兼ねて
屋根のトタン部分のケレンと錆止塗りを行う予定です。