2009年02月17日
調色2
おおっ,なんと「28拍手」も!
ありがたいことでございます m(_ _)m
そして,今回 コメントくださった5名様,
ありがとうございます m(_ _)m
これからも更新頑張ります。
と,ここで,拍手ボタンを押したことがない方にご説明いたしますと,
ボタンを押すと「ひとことコメント」を送信できる仕組みになってます。
入力されたコメントはメールで私に届き,更新の活力になるわけです。
逐一レスを入れる時間的な余裕が私には無いため
いただいたコメントはブログ画面上には現れませんが,
内容によってはネタにさせていただくことがあるかもしれません。
で,調色の続きです。
出来上がったサンプルをごらんになった施主様より,
微妙に違う【19−60H】ではどうでしょう?というメールを拝承。
↓
こんなこともあろうかと,【19−60F】は多めに作り,
その半分強,硬化剤を加えない状態で残しておいたのであります。
これを元ネタにして,原色を加え【19−60H】に変えます。
見本帳でパッと見た感じの私のカンでは,
黄色と白を加えればOKのはずなので,その2色を用意。
↓
もし必要以上に白を加えてしまうと,
白っぽさを消すために赤と黒も必要になるので,
まずは黄色だけを少々加えて,1回目のトライ。
が,まだ黄色が足りません。
↓
もうちょっと,黄色を足して2回目のトライ。
かなり近くなってきましたが,僅かに黒っぽい感じです。
↓
白と黄色をちょっとずつ加えて3回目のトライ。
少し,濁ってる感じがします。
↓
さらに白と黄色をごく少量加えて,4回目のトライ。
このくらい近くなると,見本帳とトタン片の角度がちょっと違うだけで,
合ってるんだか合ってないんだか,わかりません。
直接色見本にベトっと付けてしまえばもっとハッキリわかるのですが,
今後2年使う,購入間もない新版の見本帳を汚すわけにはいかず,
これでクリアとしました。
(画像ソフトで調色部分を切り取って,見本帳に重ねてみました)
↓
翌日,出来上がった【19−60H】と硬化剤を現場に持参して,
見本の半分に塗付。
↓
乾燥した状態がこれです。
↓
暖かみがあって落ち着いた感じのする【19−60F】,
雅な?雰囲気のある【19−60H】,
どちらもとても良い色で,甲乙付けがたく,
瓦屋根の和風のお家にはよく似合うでしょう。
(施工前写真です)
↓
ご検討いただいた結果,第2候補の【19−60H】で決まりました。
ちなみに,本日はこの冬一番?の寒さ。
気温が低すぎるため休工しました。
こんな日に微弾性フィラー塗るのは気が進みませんから。
今日はこれから見積書作成に専念します。
2009年02月12日
調色
また昼夜逆転してます。
見積書提出をお待たせしているお宅が3軒ある状況下で
ブログの更新に時間を使うのはどうかなあ,ということもあって
しばしご無沙汰しておりましたが,
このブログの開設時の目標である「最低月2回」を守るため
久々の投稿です。
今回は8日日曜日に行った「調色」について書きます。
この日,午前中は神奈川区のお宅に見積にお伺いしました。
帰ってから昼食後,作業着に着替えて,
倉庫で外壁塗装色のサンプルを作成しました。
過日「Vカット」を行ったお宅の外壁色の第一候補として
「19−60F」を作って塗ります。
現場でVカット部分に吹付け塗装して模様を復元するときに
見本にするベニヤ板にもリシンを吹付けしました。
↓
その日の夕方,微弾性下塗材で下塗をして
2日間乾燥した状態がこれです。
↓
まずは,各色をテキトーに混ぜて,
「こんな感じかな」と思う色にして,トタン板にちょっと付けます。
↓
塗料は乾燥すると液体の時よりも濃くなるので,ドライヤーで強制乾燥。
↓
色見本と照合してみると,
赤が足りず,黒も少し足す必要があります。
↓
赤と黒を足しましたが,白っぽいので,赤と黒と黄色を足す必要が。
↓
で,もう少し,棒の先に付けてちょっと垂らす程度に原色を追加します。
↓
まだ微妙に白っぽい感じですが,この程度ならまあ誤差の範囲として,
4回目のトライでクリアとします。
↓
部分補修ではなく,自動車の塗装と違ってあまりシビアじゃないのですが,
以上のような作業を「調色」(ちょうしょく)といいます。
この塗料は2液形なので,規定量の硬化剤と溶剤を加えて攪拌し,
ベニヤ板に塗付。
↓
色は無数にあります。
比較的大量に売れる普及品クラスの塗料の場合は
メーカーが「標準色」「常備色」として設定している色があります。
注文すれば遅くとも翌々日には納品されます。
しかし,このお家で採用する塗料は,原色以外は特注・受注生産です。
大至急でお願いしても納品は3日後になるのが普通です。
特注は日本塗料工業会の色見本帳からの選択になりますが
小さな見本ではわからないので,
このように実物の見本板を作成して施主さんに見ていただくわけです。
1発で決まることもありますが,何度も見本を作成したり,
現場で施主さん立ち会いの下で調色することもあります。
さらにはカラーシミュレーションを行う場合も。
色見本の番号で決まった場合は,番号指定でメーカーに作ってもらいます。
現場調色で決まった場合は,該当番号がありませんから,
その見本板をメーカーに渡して同じ色の塗料を作ってもらいます。
既存の色に合わせなければならないときや
少量しか要らないときはペンキ屋が原色を混合して作るので
建築塗装技能士の実技試験にも調色が含まれています。
試験会場では受験者の作った塗り板が受験番号順に並べられ,
ウマイ・ヘタが一目瞭然となります。
私が受験したときは,どう見ても半分以上が明らかにNGでしたが,
合格率は7割だったそうです。
まあ,資格なんてなんでもそんなもんなので,
よく「一級塗装技能士の店」という宣伝の仕方を見かけますが,
とてもウリにはならないと思うわけです,個人的には。
そもそも,資格があることと善い仕事をすることとは全然関係ありません。
てなことを書いてみましたが,こんなん面白いか?と思います。
今のところ,毎日20人くらいがこのブログに来てくれているようですが
半分以上は知り合いじゃないかと思ってます。
知り合いじゃないけど面白かったぞ,という方,
拍手ボタンを押しといてください(笑)→→→→→→→→→→→→↓
2009年01月28日
「YouTube」デビュー
5年使用したPCが不調のため,年末に奮発して更新。
スペックが上がって 640×480 の動画が編集できるようになりました。
ところが,編集ソフトのバグなのか,操作が悪いためか,
スコア 5.9 なのに落ちるんです orz
で,自動保存設定「2分」で対処?して軽く編集,
現在施工中のお家で撮影した動画を投稿しました↓
※ここをクリックすると全画面表示可能な「YouTube」ページへ
現在HPのトップページに入れてある工事動画のように
筋立てを考えて解説の字幕を入れると編集にものすごく時間喰うので
今後は今回のように,小ネタをちびちび投稿していきたいと考えてます。
それにしても「YouTube」はとてもよくできていて,
これが無料サービスという太っ腹に感心します。
上限10分が緩和されるともっといいんですが。
また,投稿して2日間で「再生回数 117 回」になってて,
反響の大きさに驚きました。
このブログは1日20カウントくらいですから (^^;)
付記:
5年も頑張ってくれた旧マシンはHDDを換装されて
岡山県倉敷市の塗装店で余生を送っています。