2010年09月28日
門扉の塗装
過去記事「鉄の塗装」のページのコメント欄で
> めまいがするほど圧倒的な,あの重厚な門扉
と私が形容した門扉の塗り替えが今月上旬に終了。
施主様からご了承がいただけましたので,
「YouTube」に仕上がりの動画をアップしました。
↓
写真や動画で見るとなぜか実物より小さく見えるのですが
高さは 1.7メートル,横幅が 2.5メートル,それが2枚,
両端の柱と柱の間は5メートルあります。
電動で開閉して,車が出入りするための門で,
重量は1枚で2トンあるそうです。
(2トン=大きめの乗用車と同じくらいの重さです)
中央部の,微妙に屈曲しながら並んでいる部材の断面は,
角度によって向こう側が見える「ブラインド」のように
となっているのではなくて,
となっていて向こう側が見えないように出来ています。
しかも,1本1本異なるその部材で表現された “波”は
垂直方向だけでなく水平方向にも及んでいて,
外枠の“面”(ツラ)をはみ出してうねっているのです。
もし仮に,この門の模型を「紙」で作るとしても
驚異的に難易度が高いと思われます。
しかるに,鉄板の厚さは5ミリ,言うまでもなく,
とうていハサミで切れるような厚さではないのです。
関西の「ロートアイアン」の工房で作製されたとお聞きして
「門扉 鉄」「wrought iron gate」といった検索を行ってみました。
が,しかし,出てくる写真は,「ロートアイアン」のイメージ通り,
捻った角棒,蔓草のようなカーブ,矢じりのような先端,
といったステレオタイプのバリエーションがほとんで,
この門扉と類似性の感じられるものは,
まったく見当たりませんでした。
今回作業しながら幾たびも舐めるように細部まで見ました。
見飽きることなく見れば見るほど魅了され,
「鋼鉄のペーパークラフト」とでもいうべき
恐るべき作り込みには ほんとうに惚れ惚れしました。
昨今『100年住宅』という宣伝文句を見かけることはあっても
現在の日本の住宅が ほんとうに50年以上残ることは
まず無いでしょう。
でも,私の個人的な希望として,この門だけでも,
この先100年200年と末永く残していって欲しいと願います。

> めまいがするほど圧倒的な,あの重厚な門扉
と私が形容した門扉の塗り替えが今月上旬に終了。
施主様からご了承がいただけましたので,
「YouTube」に仕上がりの動画をアップしました。
↓
写真や動画で見るとなぜか実物より小さく見えるのですが
高さは 1.7メートル,横幅が 2.5メートル,それが2枚,
両端の柱と柱の間は5メートルあります。
電動で開閉して,車が出入りするための門で,
重量は1枚で2トンあるそうです。
(2トン=大きめの乗用車と同じくらいの重さです)
中央部の,微妙に屈曲しながら並んでいる部材の断面は,
角度によって向こう側が見える「ブラインド」のように
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となっているのではなくて,
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となっていて向こう側が見えないように出来ています。
しかも,1本1本異なるその部材で表現された “波”は
垂直方向だけでなく水平方向にも及んでいて,
外枠の“面”(ツラ)をはみ出してうねっているのです。
もし仮に,この門の模型を「紙」で作るとしても
驚異的に難易度が高いと思われます。
しかるに,鉄板の厚さは5ミリ,言うまでもなく,
とうていハサミで切れるような厚さではないのです。
関西の「ロートアイアン」の工房で作製されたとお聞きして
「門扉 鉄」「wrought iron gate」といった検索を行ってみました。
が,しかし,出てくる写真は,「ロートアイアン」のイメージ通り,
捻った角棒,蔓草のようなカーブ,矢じりのような先端,
といったステレオタイプのバリエーションがほとんで,
この門扉と類似性の感じられるものは,
まったく見当たりませんでした。
今回作業しながら幾たびも舐めるように細部まで見ました。
見飽きることなく見れば見るほど魅了され,
「鋼鉄のペーパークラフト」とでもいうべき
恐るべき作り込みには ほんとうに惚れ惚れしました。
昨今『100年住宅』という宣伝文句を見かけることはあっても
現在の日本の住宅が ほんとうに50年以上残ることは
まず無いでしょう。
でも,私の個人的な希望として,この門だけでも,
この先100年200年と末永く残していって欲しいと願います。
