2015年01月07日
微弾性フィラーエポCT
諸事情重なった結果,久しく滞っていた見積書作成が
結局年を越してしまいまして時間の余裕が無いのですが
今回のネタは「新製品情報」ですから,
とりあえず,新年1回目として投稿いたします。
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エッフェル塔の測色をしていただいた,
「シャープ化学工業」の三田さんは経歴がストレートじゃない分,
ただの営業マンではないので
シーリング材に関してわからないことがあると
あれこれ教えていただいております。
(私が知らないうちに部長になっててびっくり)
で,三田さんから「こういう製品を作ったら需要がありますか?」とか
逆に,私から「こういう製品を作ってくれませんか?」みたいな話もします。
調べてみると2007年から始まったそのようなお付き合いの中で,
私が数年前からずっとリクエストし続けていたものがこれです。
やっと実現しました。(去年の夏くらいに)
↓
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以下,一般の方のために書き足しておきます。
横張りサイディングの場合は左右の継ぎ目は「目地」が設けられており,
シーリング(コーキング)して納めてあるのに対し,
上下は少し重なっているのでシーリングしないのが普通です。
でも,重なり目のところに隙間が開いていることがよくあって,
塗り替え工事の際,薄い色で塗装するとこれが結構目立つことがあり,
塗装屋によっては埋めてから塗装するわけであります。
埋める習慣が無い業者もいれば予算上埋められない業者もいて
世の中いろいろです。
※「この隙間は通気のために残しておかなければならないのでは?」
横浜市の戸建住宅の平均的サイズ,延べ床面積100m2だとすると,
単純な四角い総2階の建物の場合で外壁の外周はおおよそ28m。
2階建ての外壁面の高さ,だいたい5.4mに対して
サイディングボードの短辺は45cmくらいなので
上下方向に12枚くらいのボードが張ってあります。
とすると,上下の継ぎ目は11本くらい。
ということで,外周28mに対して11本=308m,
でも外壁面積のだいたい3割が窓なので,3割引きとしても
200mくらいは上下の継ぎ目があることになります。
露骨に隙間が目立つところが多い建物もあれば
ほとんど隙間が目立たない建物もあり,かなり差があるのですが,
その違いはおそらく,関わった職人の気遣いの差だと思います。
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この隙間の巾は最大でも2ミリ程度なので,
縦目地に使用するシーリング材を使用するほどの隙間ではないです。
手近なところで,内装用の「ボンドコーク」の類いを使用すると
「肌」が滑らか過ぎて仕上がりに違和感が生じる可能性があります。
よって,当店では,以前から存在している
外装用のチューブ入り製品を使用してきました。
狭くて入り組んだところで使用する場合や
ごく少量しか必要でない場合なら
チューブ入りのほうがコンパクトですし,
ガンが必要でないため,手軽で便利です。
しかし,100mを超えるようなボリュームになると
チューブではなくてカートリッジに入っている方が
作業がスムーズで断然ラクですから,
「埋める派」の人にはおすすめの一品であります。
この商品がいくら売れても私には1円も入りませんが
あまりにも売れないと廃番になってしまい
私が不便なので(笑)同業者の皆様,よろしくです。
結局年を越してしまいまして時間の余裕が無いのですが
今回のネタは「新製品情報」ですから,
とりあえず,新年1回目として投稿いたします。
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エッフェル塔の測色をしていただいた,
「シャープ化学工業」の三田さんは経歴がストレートじゃない分,
ただの営業マンではないので
シーリング材に関してわからないことがあると
あれこれ教えていただいております。
(私が知らないうちに部長になっててびっくり)
で,三田さんから「こういう製品を作ったら需要がありますか?」とか
逆に,私から「こういう製品を作ってくれませんか?」みたいな話もします。
調べてみると2007年から始まったそのようなお付き合いの中で,
私が数年前からずっとリクエストし続けていたものがこれです。
やっと実現しました。(去年の夏くらいに)
↓
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以下,一般の方のために書き足しておきます。
横張りサイディングの場合は左右の継ぎ目は「目地」が設けられており,
シーリング(コーキング)して納めてあるのに対し,
上下は少し重なっているのでシーリングしないのが普通です。
でも,重なり目のところに隙間が開いていることがよくあって,
塗り替え工事の際,薄い色で塗装するとこれが結構目立つことがあり,
塗装屋によっては埋めてから塗装するわけであります。
埋める習慣が無い業者もいれば予算上埋められない業者もいて
世の中いろいろです。
※「この隙間は通気のために残しておかなければならないのでは?」
と思っている方は この記事 を読んでください。
横浜市の戸建住宅の平均的サイズ,延べ床面積100m2だとすると,
単純な四角い総2階の建物の場合で外壁の外周はおおよそ28m。
2階建ての外壁面の高さ,だいたい5.4mに対して
サイディングボードの短辺は45cmくらいなので
上下方向に12枚くらいのボードが張ってあります。
とすると,上下の継ぎ目は11本くらい。
ということで,外周28mに対して11本=308m,
でも外壁面積のだいたい3割が窓なので,3割引きとしても
200mくらいは上下の継ぎ目があることになります。
露骨に隙間が目立つところが多い建物もあれば
ほとんど隙間が目立たない建物もあり,かなり差があるのですが,
その違いはおそらく,関わった職人の気遣いの差だと思います。
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この隙間の巾は最大でも2ミリ程度なので,
縦目地に使用するシーリング材を使用するほどの隙間ではないです。
手近なところで,内装用の「ボンドコーク」の類いを使用すると
「肌」が滑らか過ぎて仕上がりに違和感が生じる可能性があります。
よって,当店では,以前から存在している
外装用のチューブ入り製品を使用してきました。
狭くて入り組んだところで使用する場合や
ごく少量しか必要でない場合なら
チューブ入りのほうがコンパクトですし,
ガンが必要でないため,手軽で便利です。
しかし,100mを超えるようなボリュームになると
チューブではなくてカートリッジに入っている方が
作業がスムーズで断然ラクですから,
「埋める派」の人にはおすすめの一品であります。
この商品がいくら売れても私には1円も入りませんが
あまりにも売れないと廃番になってしまい
私が不便なので(笑)同業者の皆様,よろしくです。