2009年03月24日
【02】足場シート,コーキング
2日目です。
まずは足場へのシートの取付です。
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シートは足場業者に依頼して付けてもらうことも出来ますが
曽根塗装店では,シートは自分で付けます。
“塗る視点”で付けたい,というのがあるので。
できれば足場も自社でかけたいところですが,
そうなると資材置場とトラックの確保が必須となり,
年間10棟程度のためにその維持経費を掛けたら
とても採算が合わないという事情があります。
(横浜は土地高いですから)
よく,なんとなくプランと下げてあるだけの
外壁塗装工事現場のシートを見かけますが
玄関を除いて,地面まで下ろします。
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下屋根があるとこのように足場先端が飛び出して
風が吹いてこすれてしまうとシートが破けるので
先端にタオルでカバーします。
(ここに付けるキャップがあればいいんですが,
メーカーさん,作ってくれませんか?)
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午後からは施主様:ロッキーさんも参加して,
コーキング(シーリング)打ち替えの続きです。
予報では明後日雨。
その雨の日に高圧洗浄を行うべく,
貫通している劣化部分を先行することにしました。
2階は状態が悪くて,こんなんなっちゃってるところが,
多数あります。
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こんな端っこに釘打ったら割れるだろう
って,思わなかったのでしょうか?
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釘は切り口から20ミリ以上内側に打つべし,
というセオリーが無視されてます。(よくあることです)
こうなってると釘はもはや効いてませんから
サイディングボードを押すとぐわぐわ動きます。
そこで,日曜日に調達してきた細めで長いネジです。
こんなにたくさんは要らなかったのですが,
このサイズは500本の箱売りのみしかなく,2,500円也。
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シーリングを撤去してから適正位置に下穴を開けてこれで止め直します。
なぜ50ミリかというと,こういう場合,
切り口から20ミリ離してドリルで下穴を開けると,スコッと入って,
「あれ,下地が無いじゃん」ということが多く,
目地の真下をめがけて斜めにビスを打ち込むには長くないとダメなんです。
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抜き取りに使用するのは普通のプライヤーではなくて,
抜き取り専用の工具「ネジザウルスXP」です。(写真下)
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先端のギザギザがそれ用に加工してあって,
釘やネジの頭にしっかり食らい付いてエライ。
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ただ,ハードコアな建築現場用としてはちょっと小っちゃいので,
あと50ミリくらい延長した「ネジザウルスVISTA」を販売して欲しいです。
そして,「クイックメンダ−」というエポキシの充填接着剤を準備。
白黒二つのペーストを練り合わせると5分で硬化します。
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以前は「ポリパテ」を使っていたのですが,
「クイックメンダ−」の方が断然密着が良いです。
但し,ダレやすく,平らにしにくい上,「ポリパテ」よりも硬いため
「ポリパテ」のようにサンドペーパーでさらさら研ぐことはできません。
爪で押しても凹まないくらい固まったらガムテープを剥がして,修正完了。
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あとは,養生テープ貼り,プライマー塗付,コーキング充填,
ヘラ押さえ,養生テープ撤去,といういつもの手順で,できあがり。
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前回作業した1階部分は丸いバックアップ材が入っていましたが,
本日作業した2階部分は薄いバックアップ材が貼ってある
金属製のハット型ジョイナーが入ってました。
1階と2階は外壁塗装の仕上色が違うので
コーキングもそれぞれ なるべく近い色を選んでいます。
本日も午後から施主様:ロッキーさんが参加,一緒に作業しました。
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次回も引き続きコーキングを行います。
これから,縦目地と重なる縦樋を外したりする作業もあって
コーキング打ち替えだけでも,あと2〜3日はかかりそうです。