2009年04月03日
【11】コーキング,「シープラ」塗り
4月2日(木)。
コーキングは一通り終了と思っていましたが
検討の結果,鼻隠板の継目もコーキングすることにしました。
鼻隠板は木製ではなく,サイディングと同様に
セメントその他を練り固めてある既製品です。
↓
赤い矢印で示したのが新築時の詰め物の名残で,
針のように細いです。
継目部分の塗装は高圧洗浄する前から少々剥がれており,
高圧洗浄でさらに剥がれました。
新築時には隙間を開けないように取り付けた
→ でもちょっと隙間が空いてしまった
→ その隙間にコーキングをなすり込んでから塗装
→ コーキングの充填量が少ないため切れてしまった
→ 入り込んだ水分の影響で塗装が剥がれた,
ということのようです。
隙間の幅が狭いので「クイックメンダー」で埋めるつもりでいましたが
硬いもので埋めたら割れて塗装が剥がれる原因になると思い至り,
コーキングの充填量を増やすためカッターでカリカリとV字に掘り広げ,
テープ養生して,プライマーを塗付,
↓
コーキング充填,ヘラ押さえ,テープ除去,
で,出来上がりです。
↓
これを25ヶ所やるのに半日以上かかってしまいました(汗)
そもそも本来の施工では,既製品の破風板・鼻隠板・幕板の類は
突き付け張りではなく,8ミリ程度の隙間を開けて張り,
バックアップ材を装填してコーキングすべきではないかと思います。
今回,傷みすぎていた幕板を大工さんに交換していただきましたが
梱包の中にはステンレスの釘とバックアップ材がセットになってました。
下穴を開けてからステンレスのビスで止めていただくようお願いして
当方でコーキング&ビス頭「クイックメンダー」充填,
今,こうなってます。
↓
私は以上の他,洗浄の際に気が付いた要コーキング部分と
屋根の上の板金部分接合部の増し打ちを行いました。
↓
既存がシリコンのシーリングですから打ち重ねるのもシリコンです。
(同様のところが4ヶ所)
↓
相方は何をしていたかというと,
はじめにシリコンのコーキングの処置です。
シリコンのコーキングは安くて丈夫ですが
塗料が密着しないので,塗装できるようにするための
特別な下塗塗料「シープラ/関西ペイント」を塗ります。
↓
昔,犬がかじって,ロッキーさんがシリコンのコーキングで補修した柱
↓
その他,あちこち。
「シープラ」塗りのあとは,前々回錆止めが塗り終わらずに
前回高圧洗浄してしまった(濡らしてしまった)トタン部分を
再度ざっとケレンしながら残りの錆止め塗り。
そんなこんなで,こういう記録が無かったら,たぶん,
「おまえら今日1日何してたんだ?」と思われるくらい
パッと見てぜんぜん変わり映えがしない1日でした。