2009年04月27日
【26】軒裏・鼻隠板・外壁塗装 上塗
23日(木)。
2階部分の足場を撤去する日なので
朝一でそれが無くなると撮れなくなる施工後写真を撮影。
大屋根の仕上り状態はまずまず。
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足場業者「サンステップ」チームが到着。
10時までに2階部分の足場撤去が完了しました。
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並行して軒裏の塗装,上塗2回目。
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外壁サイディングと軒裏の中間にあるトタンと,軒裏との境目の隙間が,
ビミョーに気になり,玄関廻りだけは埋めました。
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足場が無くなってしげしげと改めてよく見ると,
下屋根はあちこちにひび割れがあり,
どうも大半は新築時からのもののようです。
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雨水が下に抜けるほどのひびとは思えませんが,
理想的には部分交換・差し替えでしょう。
しかし,屋根材は下から上に重なって葺かれており,
モンダイの1枚だけを簡単に引き抜くことはできません。
重なって見えなくなるところにある4本の釘を抜かなければならないのです。
当然,普通の釘抜きは使えず,下の写真の,特殊な工具を使います。
数年前,雨漏りしていたお宅の工事の際に,部分張り替えのため,
板金業者が持ってきたもので,カラーベストの重ね目に差し込み,
隠れた釘を“ぶっちぎる”ように引き抜くための工具です。
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この工具が使われる様子を見ていた私は,
現状で実害が生じていないなら,交換はやめた方がいいな,と思いました。
なぜなら,釘をぶっちぎるときに,どうしても防水シートが破けるからです。
なので,過去に雨漏りしたという話は伺っていない今回は
「クイックメンダー」で補修するだけにとどめました。
新築時ではなく,明らかに今回の工事中に割ってしまったところもあります。
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割れたところを除去してみると,釘の打ち方が悪くて,
釘の頭がちょっと飛び出ているのでした。
これじゃ,上に乗ったら割れてしまいます。(ままあることです)
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ハンマーと釘締めで頭を叩き込んだ後,
「タスペーサー」が入れられるように
“断面だけ” を「クイックメンダー」で接着しました。
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天窓(トップライト)の外周部の鋼板は鉄板でなくステンレスです。
が,ここだけ塗り残すのはナンなのでカラーベストと一緒に
塗装することになりました。
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私がそんな雑用をしている間に軒裏は塗り終わり,
相方と,助っ人の青井さんと,ロッキーさんは,
ばんばん外壁を塗り進めていきました。
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1階部分も,上塗2回を色違いで行いますから,
塗っているのは仕上げ色ではなく,別の色で,
実は2階の仕上げ色です。
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外壁の塗装ばかりでは面白くないでしょう,ということで,午後,
ロッキーさんには,鼻隠板の塗装にチャレンジしていただきました。
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「1,2,3,4,5。 5秒くらいが限界です。
それ以上ハケを上に向けていると,柄を伝わって塗料が流れてきます」
とかと説明しながら,まずは私が実演しました。
ロッキーさんは,「こりゃタイヘンだなぁ」と言いながら作業開始。
「ギブアップのときは呼んでくださいね,外壁塗装とチェンジしますから」
と,その場を離れ,約1時間後,様子を見に行くと,驚くべき結果があぁ!
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この写真 ↑ のどこが驚きなのか?
経験者ならおわかりになると思いますが,上手いんです,異様に。
ハケも軍手もツボもプロ並みに汚してない。
ハケを上に向けている秒数やハケに含ませる塗料の量や
ハケのしごき方をいくら説明して見せても,
それらを感覚的につかむまで結構時間がかかるのが普通です。
なので,素人さん向けなのか,ヘタクソな職人向けなのか
「ペンキたれないヤツ」などという商品が存在するくらいです。
並の初心者なら,10分でハケも軍手もベトベトにしてしまうところ,
ロッキーさんの腕前はお見事!としか言いようがなく,
助っ人の青井さんも「知り合いの1級塗装技能士より上手く塗ってる」
とホメてました(爆)
ここをクリックするとロッキーさんが塗り始めてから
2時間後のところまでの動画がごらんになれます。
ね,そこらへんのボウズよりスゴイでしょ?