HP更新のお知らせ

2017年09月12日

阿部塗装店(宮城県)

宮城県石巻市の阿部塗装店さんを,
当店HPよりリンクさせていただきましたので
以下,これまでの当店との関わりなど,記しておきます。

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長年塗装屋をやっていると,
多かれ少なかれ誰でも横のつながりができます。
同業者の会,塗料メーカーや塗料販売店の講習会,等々,
切っ掛けはいろいろでしょう。

私の場合はネットからのつながりが多く,
当店HPを見たという見ず知らずの同業者から
メールをもらって知り合うというケースが結構ありました。

私とは全く異なるタイプと付き合いが長く続いている例もありますが
やはり親しくなるのは「類は友を呼ぶ」的なパターンですね。

そのうちの一人が阿部塗装店の阿部さんです。

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阿部さんと知り合ったそもそもの始まりは,
阿部さんが当店HPを発見して,
アンケートを送信されたのがきっかけでした。

その13年前の送信内容は当店HP上で公開しています。

 曽根塗装店HP
 >塗料の黙示録
  >第2章:水性シリコン樹脂塗料
   >【9】同業者(塗装業)の方からの御意見

このページ ↑ の「○○さん」が実は阿部さんなのであります。
 
 リンク先まで行かない人のために ここに要点を書いておくと
 私が水性シリコン塗料の比較試験をやってみた結果,
 かなり汚れにくい塗料が見つかりました。
 しかし,それがどこのメーカーのものかはここには書きません,
 という連載ページを作ったところ,
 宮城県の(当時→)20代の同業者からアンケートが着信。
 それはどこのメーカーの塗料なのか?
 質問のような感想のような送信内容に対して私は
 自分でやってみましょう,やってみればわかります,と返信,
 はい,やってみます,というメールが来たものの,
 結局その後1年8ヶ月音信がありません,という話です。

このやり取りは約13年前の2004年12月で,
このやり取りを掲載したページの公開は2006年9月。
音信が途絶えたままもう阿部さんと連絡をとることは無いだろう
と私は思っていました。

ところが,翌年2007年1月に,
自分のメールが当店HPに載っているのを発見した阿部さんから
再度メールをいただいて ついに阿部塗装店の実験開始に至ります。

そして,阿部さんのアンケート送信から13年が経過,
たぶん塗装屋の中で,いま最も実験してる人が阿部さんです。

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阿部さんはこれまでに3回,
宮城県から神奈川県の当店に遊びに来ています。
「遊び」に来ている
とは言っても横浜の観光案内とかは一切無しで
来たときはひたすら塗装関連の話をしてます。
(普通の人はヒキますが)

その阿部さんと私が普段どんなやり取りをしているのか,
ねちねちした長い話が好きな曽根塗装店ファン(?)のために,
2年前 私が阿部さんに送ったメールを以下にご紹介いたします。
(一部伏字に変えたりしているほか,※部分は付記です)

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

送信日時:2015/09/27 1:07 (※昼過ぎでなく夜です)
件名:光触媒塗料

(※光が当たることによって酸化作用を生じさせる物質
「酸化チタン」を対象物にコーティングすることによって
有機系の汚染物質を分解したり抗菌作用を得ることができる
と同時に,非常に水に馴染みやすい性質を発揮するために
油性の汚れが付着しにくくなる,といわれています。
この技術を塗料に応用したのが「光触媒塗料」であり,
最大手メーカーのブランド名が「ハイドロテクト」です。)


ハイドロテクトが注目を浴び始めたころ,
あれこれと入ってくる情報を自分なりに考えた結果
これはダメなんじゃないか?という結論になりました。

一番引っかかったのは「有機物を分解する」という点で
石やガラスなど無機質のものにコーティングするなら
問題ないとしても
塗り替えの場合は旧塗膜の上への塗り重ねになり
旧塗膜は有機物なわけだから,
光触媒の効果で本当に有機物を分解するなら
旧塗膜も例外ではなく分解するはずで,
だったら,光触媒効果が有効なら有効なほど
層間剥離する可能性が高いだろうと思ったのでした。

しかし,ハイドロテクトがある程度知れ渡ってくると,
見積もりに行った先で「光触媒はどうなんですか?」と
質問されることが増えてきました。

そこで,登録施工店になってみることにしました。
取引先塗料店を通じて打診した結果,
ビデオが再生できるテレビを用意してくれれば
当店へ出張講習しに来てもらえるというので
お願いしました。

無料の講習はたしか1時間半くらいで,
実技講習は初めての物件が出たらその時に現場に伺います,
というスタイルでした。

(※ハイドロテクトは講習を受け登録された業者のみが購入
できる塗料でした。こういう場合,受講と登録に数万円から
数十万円の費用を要する場合もありますが,ハイドロテクトは
無料でした。当店事務所にて講習をしていただいたのは
調べてみたら2005年2月で,このメールの10年前です。)

講習の目玉は「実験キット」による “衝撃的な” 実演です。
ハイドロテクトと某社水性塗料,2枚の細長い塗り板に
エンジンオイルと墨汁を混ぜたとかいう「汚れ」を付けて
透明のアクリル板でできた小さな水槽に浸す。
某社水性塗料のほうは汚れが付着したままなのに対して
ハイドロテクトは水に漬けたとたんに,
ぺらっと汚れが剥がれるのです。

検索したらその実演の動画を見つけました↓
https://youtu.be/_hdQ0lyMTgo

(※この実験キットは販促ツールとして販売されていました)


へ〜っ,スゴイですね,じゃあ,これもやってみてください
と,知人から曝露試験用にもらったハイドロテクトで
私が作った塗り板で同じ実験をやってもらいました。

すると,,,水に漬けても汚れが剥がれません (爆)

ネタバラシして,「なぜですか?」と講師の人に訊ねると,
実演用の塗り板には紫外線のランプを当ててあって,
「完成した」塗膜なのだそうです。

ハイドロテクトは塗料として塗れるようにするために
界面活性剤とか増粘剤とかの添加物を加えてあって,
ある程度紫外線があたって有機物の添加物が分解されつくして
はじめて,無機質塗膜として完成し親水性を発揮する
とのこと。
私の作った塗り板は日が当たるとは言っても室内にあったので
「完成塗膜とは言えない」という説明でした。

もう,この時点で,???と思ったのですが,念のため,
塗り替えで使ったら下地の有機塗膜を分解しないのか,
質問してみました。

(※「下地の有機塗膜」というのは既存の塗膜だけではなく,
ハイドロテクトを施工する際に塗付する下塗塗料も含みます。
おそらくOEMで一般的な下塗塗料が設定されていました。)

回答は,
規定の塗付量で上塗を行った場合
40ミクロン(だったかな?)の膜厚が付き,
紫外線は下地まで到達しないので問題無い
というものでした。

サゲツの内容器に厚めに2回塗っても,
太陽にかざすと光が透けますよね?
だからそんなわけないのでは?,と言いたかったのですが
もう何言っても無駄かも,と思って言いませんでした


(※「サゲツ」とは塗料を塗るときの入れ物のことです。
このくだりは一般の方には説明しにくいので,簡単に言うと,
上塗を規定量きっちり塗ったとしても,まだ多少は太陽の光を
透過してしまうだろうということで,塗装職人なら経験的な
感覚として同意すると思います。
お時間のある方は,このページを参照してください。)

ちなみに,講師の人はTOTO出身ではなくオキツモ出身だそうで,
一般塗料の中で最も汚れないのは○○○社
逆に最も汚れるのは×××社だということを知ってました。

(※これは私と阿部さんの実験結果から共通の認識です)
(※オキツモは耐熱塗料の専門メーカーで,
初期名称「ジャパンハイドロテクトコーティングス」は
TOTOとオキツモの合弁会社として2000年に設立されました)

「曽根塗装店式パイプ雨筋試験法」による
当方の曝露試験はもう絶版になった「ECO700」で行い
滴の落ちる一番下が他の塗料は黒い丸になるのに,
ハイドロテクトだけは白い丸になるという点で
明らかに異質なのだろうということはわかりましたが,
雨筋汚れという点では阿部さんの実験結果と同じようなものでした。
特に低汚染性という感じは無く,
×××社よりはマシだとしても,○○○社よりも汚れる,と


(※パイプに塗付して屋外に曝露することにより
塗料の耐汚染性能をテストする方法は14年位前に
私が考案したものです。
詳しくはこのページを参照してください。)

その後,見積依頼者から話が出ても
実際効能があるかどうかは疑わしいのですが,という話をして
結局,今日に至るまで,曽根塗装店では1度も使ってません。

ただ,1回だけ,応援の1職人として
他店の現場で塗ったことがあります。
リフォーム屋の下請けの塗装店のさらに下請けで,
高圧洗浄の翌日に外壁の下塗が終わっているような調子でしたが,
「光が洗う家」という「のぼり」が何本も立てられており,
人の良さそうな老夫婦は,
「腕の良い職人さんに最高の塗料を塗ってもらっている」
と信じ切っていました。
私はそこで親方の指示の通りに,
ECO700を希釈率上限5%のところ10%希釈で
バンバン塗りました,バンバン (- -;)


(※この当時一般的なシリコン樹脂塗料の流通価格が1缶で
1.2〜3万円位だったのに対して,ECO700は8万円ほどで,
大半のフッ素樹脂塗料よりも高額でした。)

その経験からして,ハイドロテクトのような塗料は
まるでAMW▲Yのような▲▲▲▲▲同様,
イケイケの業者しか手を出さない「商材」なので
その塗料の本当の品質・性能を云々する以前に
適切な施工が行われることは極めて少なく,
結局,「時代の徒花」として散ってゆくのではないか,
と思いました。

実際の後日談としては,
激しくチョーキングするとかクラックが入るというのは
以前にも聞いたことがあります。

今回,「ECO-HG」が販売停止というのも,
「ECO700」が無くなってしまったのと同様に,
まだ技術的に完成の域に達していないのではないかと
思われます。

あと10年くらいで無くなる塗装店店主の自分としては
阿部さんはまだ25年くらいあるし,
3代目が引き継ぐかもしれないので,
曽根塗装店の遺志を継いで(?)
各種実験を積み重ねていってほしいと思います。

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とまあ,真面目な阿部さんとは
下地処理,塗料の品質,施工方法,道具の良し悪しなど
塗装関係のいろいろなことについて,
ちょいちょいこんな調子のやり取りをしてます。
電話のことも多いですが。

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ちなみに,同業者の方はすでにご存知かもしれませんが
光触媒塗料最大手のTOTOは,
本年6月に塗料部門「ハイドロテクトコート」を閉鎖しました。

耐久年数15〜20年,汚れを分解,空気を浄化,夢の塗料

と大いに喧伝されていたのですが,事業化から17年,
現場塗装の塗料として実用化することが難しすぎたのか,
あるいは不可能として断念されたのか,詳しくは存じませんが,
たいへん残念な結末と言わざるを得ません。

私はこの仕事を約30年続けてきて,元請100%になってからは
自分で塗った現場のほとんどを追跡調査していますが,
結局のところ,ある塗料の良し悪しは
実際に10年とか15年経たないとわからない
というのが事実であり本音です。

耐久年数とか効能について,
「大本営発表」の盲信・受け売りばかりしていると,
いずれそのうち,
塗料のカタログはあくまでも「宣材」でしかない
ということを思い知らされることになるでしょう。

なので今話題の「ラジカル」,
価格はシリコン以下で耐久性はフッソに近い
というのですが,
そんなわけないだろ
としか思えない私的には まだ怖くて使えません。

(何度か質問されたことがあるので この際ついでに書いておくと
我が社のシーリングと外壁塗装は特別なので30年もちます
と豪語している大手ハウスメーカーの人達は
疑いなく鵜呑みにして住宅ローンを抱えた施主さんが
将来裁判を起こす可能性を想像してないのでしょうか?)

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って,また 阿部塗装店の紹介 という本題から
ズレちゃいましたけど,
阿部塗装店は石巻市にありますが,
仙台なら営業範囲内 ということなので
仙台市できちんとした塗装業者をお探しの方,
私から強くおすすめしておきます。

また,ケレンや洗浄など,下地処理に関する資料として
阿部塗装店のHP・ブログYouTube
同業者から見てもたいへん参考になりますから,
「これから」の若い職人さんにはぜひ見てもらいたいと思います。
 
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<店主> at 11:02コメント(0) 

2014年10月11日

新メンバー紹介

2代目の私は他店で勤めた経験が無いまま親方になってしまったので
オヤジから引き継いだ当初はまさに「井の中の蛙」だったと思います。

しかし,ふとした思い付きでHPを開設したことによって,
その後今日までの約15年間で全国の多数の同業者と
知り合うことができました。(その数100人以上)

世の中にはいろいろな事情のもとでいろいろな仕事があり
それをいろいろな人がいろいろなことを考えながらやっていて
誰もが私が知らない何かを知ってたりします。

特に,曽根塗装店の受注状況がたいへん不調だった2006年には
複数の知り合いの現場に一職人として参加させていただきました。
そのリアルな経験によって,電話やメールでやり取りをするのとは
まったく比較にならないくらい非常に多くの知見を得ました。

所謂「カルチャーショック」というやつです。
「そうか,そのためのスランプだったのか!」と思ったほどです。

つまり,自分の位置というかベクトルがわかってきたのは
知り合うことができた多くの同業者のおかげに他なりません。
どこまで行っても自己確認でしかないかもしれないとしても。


これまで,自宅から他店の現場に通っただけでなく,
他県の知り合いのところに泊まり掛けで参上したこともありますし,
逆に他店の親方に,泊まり込みで応援に来てもらったこともあります。

同じ屋根の下で同じ釜の飯を食った,今日までの当店滞在者は6名。
年齢も20代から60代まで,様々なタイプの人物がいましたけど
ギロンすることが最も多かったのが,5人目の寺沢君です。

ウザイくらい絡んでくる (笑)


私からすると,寺沢君の真骨頂は「費用対効果」の飽くなき探求です。
施主様からの視点,経営者からの視点,両方の意味合いで。

確かに,「費用÷耐用年数」(=CP)や
「利益÷労力」(≒作業効率)を極限まで向上させるべく努めるのは
経営者として当然のことだというのは私も認めます。

でも,それだけだと未来のロボットが人間を殺すのと似てる気がして,
どうも私的には“全面的な賛成”はできないのですよ。

もし不条理であるとしても,客観的には無意味や無駄の部分にこそ
当事者にとって掛け替えのない絶対的価値があるはずと思うので。

このあたりが寺沢君と私の尽きないギロンの源ではないか,
と考えています。


ある意味両極端ゆえに組んで仕事ができるということもありまして,
なななんと,
寺沢君は「季節限定の曽根塗装店メンバー」になった次第です。

そいつは一体何者なのか?と思った方は
寺沢君による「職人斯く語りき」をご覧ください。


  ↓ 今年の3月に,Googleの車に遭遇した寺沢君(右)と私です。
    (これ GoogleMapストリートビューからの写真です)

寺沢君と現場にてGoogleCarに撮られる

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それから,6月から加わった通年メンバーの古尾谷君は
ちょっと虚弱なのが玉にきずですけど私の新しい相方です。

古尾谷大輔の腰袋

かなり変わり者なので長続きしそうな気がします。
古尾谷君の作文もそのうちアップしたいと思います。

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最後に,尋常でなく見積書をお待ちの皆様,申し訳ございません。
年内に提出できるよう頑張りますので ご容赦ください。
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<店主> at 01:22コメント(0) 

2014年01月11日

ナカヤマ彩工(福岡県)

昨年春,施工中の現場でちょっと休憩していると,
「ペンキ屋さん,今塗ってるのは何ですか?」
と,年配の男性が話しかけてきました。

その人はお住まいのマンションで行われる予定の大規模改修のため
塗装工事の勉強中
だそうで,20分くらい立ち話しをしました。
すでにあれこれの情報をあちこちから集めて蓄積されているらしく,
「塗料メーカーごとの特徴」や「業者の選び方」などについて,
具体的な塗料の名称や施工業者名も登場する質問の連発でした。

そして,最後に,「名刺もらえますか」というので,
「私は大規模改修なんかやりませんし出来ないですよ」というと,
「一軒家の塗り替えをする人がいたら紹介するから」とのこと。

私は名刺の裏に「ナカヤマ彩工」と書いて手渡し,
「RCの改修のことならここのHPが大変参考になると思いますよ」
と言いました。

すると,その人は「曽根塗装店」は知りませんでしたが,
「ナカヤマ彩工」はすでに知っていて,
「あなた良く勉強してますね」とホメられました (^o^)


これはまだ「ナカヤマ彩工」代表の中山厚さんと私が
直接やり取りをするようになる前の話です。

私はナカヤマ彩工のブログは数年前に発見しており,
そこで公開されている膨大な工事記録には全部目を通し,
ブログはブックマークに入れて定期巡回していました。

HPでは塗料や工法の説明や実験などの記事も充実しており
「真面目な人だなぁ」と密かに感心していたわけです。

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RC(鉄筋コンクリート)の建物は,構造体がそのまま外壁でもあるため,
外装メンテナンスの際には,塗装業者だけでは済まないことが多いです。

鉄筋コンクリートの建物は,鉄筋を覆うように
板や鉄板で型(型枠)を作ってコンクリートを流し込んで,
それが固まってから型を外して形作られています。

単に型枠を外しただけの状態で塗装されている場合もありますが,
たいていは型枠を外した後に,全面にモルタルをコテ塗りして
そのあとに塗装なりタイル張りなりの仕上げが行われていることが
ほとんどだと思います。

RC建築の劣化の仕方として厄介なのは,
築後の経年劣化や新築時の施工不良のため,壁の内部で
表層のモルタルが躯体のコンクリートから剥がれて
浮き上がってしまうことがままあることなのです。
(「打診」といって,叩くと音が違うのでわかります。)

また,クラックが鉄筋まで達していると内側の鉄筋が錆びて膨張し,
コンクリートを内側から割ってしまうため,部分的に欠損が生じている
などということもあります。

そしてまた,外壁にタイル張りの部分があったら,
外壁がタイルごとひび割れていることがよくあり,
そうなると,割れているタイルは部分的にハツリ取って
下のクラックを処置してから,再び同じようなタイルを張り戻す
というような作業が生じます。

それから,RCの建物は屋根が「陸屋根」であることがほとんどで
改修ともなれば屋上防水のやり直しが付き物になります。

ウレタン防水など塗付するタイプの防水工事ならば
塗装業者が行う場合もありますが,
基本的に防水工事を行う職人と塗装工事を行う職人とではスキルが異なり,
例えば蕎麦屋とラーメン屋,とか,魚屋と八百屋くらい違いますので
やはり,防水工事専門の業者のノウハウが必要になってきます。

そんなわけで,RCの場合は単純な塗り替え工事ではなくて,
端的に言うと塗装工事はただ最後の化粧・仕上げにしかすぎず,
金額の割合からいっても,左官工事,防水工事,タイル工事など,
むしろ塗装工事以外の工事がメインになるのが普通ですから,
まさに「改修工事」というのが相応しいのであります。

そのため,RCの改修工事を請けられる塗装業者というのは
それなりの知識としっかりしたチームを持っていることが必須となり,
住宅の塗り替えが主体の業者では力不足
であることがほとんどです。

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さて,話がだいぶズレてしまいましたけれども,
塗装業者にも種類があって,大別すると「町場(マチバ)」の業者と
「野丁場(ノチョウバ)」の業者に分かれます。
簡単に言うと,「町場」は住宅や低層の共同住宅など小規模工事現場,
「野丁場」はビルやマンションなどの大型建造物の工事現場
です。

曽根塗装店は先代の創業時からずっと「町場」の業者なので,
私はRCの建物の工事経験はほとんどありませんが,
中山さんとお話ししたところ,ナカヤマ彩工は
創業当初「野丁場」主体でスタートしておられるそうで
だからRCの工事に手慣れているのか,と謎が解けました。

そして,繰り返しになりますが,
私的なナカヤマ彩工HP・ブログの魅力はやはり,
「その人が実際に現場で何をしているのか」
がきちんと伝わってくる,詳細な工事記録です。

現在は「町場」の工事が主体になっているそうで,
木造のサイディング・モルタルの外壁の塗り替え工事や
鉄骨造のALC外壁の工事の記録も読み応えのある工事記録がありますが,
特に,RCの工事に関しては,ナカヤマ彩工を超えるHPは無い,
と思います。


それからもう一つ,特筆すべきは,その工事記録中で
実働日数と人工(にんく=延べ作業人員)が明記されていることです。

一般の方は,
高い塗料を選べば高耐久または高機能で工事価格も高くなる
と単純に考えておられることが多いのですが,
同業者の視点からすると,よほど高価な塗料を使用しない限りは,
塗装工事の原価をもっとも大きく左右するのは人件費
即ち,「人工」なのです。

ネットが発達した昨今では,塗料の名前で検索すれば
たいていの塗料の実売価格はだいたいバレてしまいますから
さらにHP上で「工期」ではなく「実働日数」を,しかも「人工」まで
公開するというのは,要するに工事原価を曝してしまうようなものなので
がっつり儲けたい業者様にはたぶんできないことと思われ,
信頼に値する業者,という印象が強いです,私的には。

そのへんの実際というか現実は,電話で話すようになってから
結構突っ込んだ話をしましたが,中山さんは
文章から想像していた通りの感じの,とても生真面目な人でした。


以上のような次第で,【ナカヤマ彩工】ならRCでもOK!
私が福岡在住の一般人なら塗装工事は迷わずここに依頼します。
(※曽根塗装店HPからもリンクさせていただきました)

ナカヤマ彩工


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最後に,久々なので ちょっと,曽根塗装店近況のご報告です。
相変わらず私1名なのですが,11月からは北国の職人社長が
同じ屋根の下に泊まり込みで応援に来てくれています。
3月末頃までこちらに滞在予定で,それまでは現場2名です。
本年は今のところ4軒の工事予定が入っており,
うち3軒がリピート様で,昨年もリピート様が2軒ありました。
HP開設初期に当方が施工させていただいたお宅が10年を超えて
一回りしてきている感じで,誠にありがたいことではございますが,
新規が弱いです。
亭主関白だけど愛妻家の理系男性は絶滅危惧種なのか???
近年の傾向としてはめちゃめちゃ調べ倒してから決める女性
じわじわ増えてきている印象があります。
まあ,捨てる神あれば拾う神ありと思って今年もなんとか頑張ります。

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<店主> at 01:25コメント(0) 

2011年06月27日

北条塗装店(大分)

最後に更新してから5ヶ月近く経つんですが,それでも,
毎日50人前後の訪問者の方がいらして,ありがたいことです。

そんな訪問者の方々の大半は,実は同業者ではないかと思っていて,
その人々が求めているのは,たぶんねちねちした工事記録的な記事だろう,
と思っています。(そういう記事だととてもウケが良いので)

しかし,今年に入ってからの私の現状では,
数か月も(!)提出をお待たせしている見積書があったりして
ブログまで手が回らず,HPの「塗替物語2」も中断したままです。

そこで,その代わりに(?)
当店の工事記録に近いブログとHPをご紹介いたします。


店主 北条さんとは当店のブログにコメントをいただいて知り合いました。
その後,独立されて開設されたブログ・HPを初めて見た私は
あまりの“曽根塗装店っぽさ”に驚きましたが,話してみると
『曽根塗装店のHPは数年前から毎日見ていて ほとんど記憶している』
というので,また驚きました。

同業者の視点で他社のサイトを見る私からすると,結局,
その人が現実に現場で具体的にどういう仕事をしてるのか
ということが,もっとも強く関心のあるところです。

それが欠けていたら,どんなにもっともらしいことが書いてあっても
口だけなら何とでも言えますから)信頼には値しないと考えます。

その点,北条塗装店のブログでは
1軒ごとに多くの写真と文章で工事内容を紹介されていて,
曽根塗装店HPを興味深く読む人なら,必ず面白いと思うでしょう。

もちろん,大分市,臼杵市にお住まいで
塗装工事をお考えの一般の方には推薦できるお店です。

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<店主> at 03:08コメント(0) 

2010年01月27日

HP更新のお知らせ[2010.1]

久しぶりにHPを更新しました。
以下,増えたページを列挙します。

[23]ALC外壁塗装例 東京都世田谷区

[24]モルタル外壁塗装例 神奈川県横浜市

[25]サイディング外壁塗装例 神奈川県横浜市

[26]ALC外壁塗装例 神奈川県横浜市

[27]モルタル&タイル調サイディング外壁塗装例

[28]サイディング外壁塗装施工事例 東京都世田谷区

上記は「彩色新生」(外壁塗装施工事例写真集)のページ。
それから,「職人斯く語りき」に

“長州小力”のページ

を追加。

併せて,その他のページに「YouTube」の動画を埋め込んだり,
このブログへのリンクバナーを付け足したり,小改造。

また,誰も気付かないかもしれませんが,
トップページなど,いくつかページの背景色を変更。
パソコンをMACからWINに変えたときから違和感があって
今回,WINを基準に調整しました。
(WINのほうが色合いがケバいのです)

---------------------------------------------------

ちなみに,以下,
過去の曽根塗装店HPの(トップページの)変遷です。
(過去のほぼ全バージョンをHDに保存してあります)

1999年11月,開設して間もない頃です。
当時はカウンターの横に「ようこそ!」って書くのが定番でしたねぇ。
「お〜,今日は3人も見に来てるぞぉ (^-^)」とか喜んでました。
目次は少ないですが,初めから50ページくらいはありました。
  ↓
1999年11月


2001年5月,開設から1年半くらい経って,
ネット上で知り合った同業者との交流が盛り上がっていた頃です。
  ↓
2001年5月


2004年12月,「トップページは1画面で収まる方が良い」
というご意見をいただいて,コンパクトに変えてみました。
が,検索結果順位が大幅に下落したため,短命でした。
  ↓
2004年12月


2005年11月,逆にトップページの文字を多くしてみました。
でも,どうも説教臭いのでボツにしました。
  ↓
2005年11月


2008年12月,トップページに動画を置き,
大多数の人が知りたがりそうな主要項目をピックアップして羅列。
ほぼ現行のスタイルです。
  ↓
2008年12月


2010年1月,今回の変更は,背景色を濃くしたくらいです。
  ↓
2010年1月


というように,だんだん背景色が濃くなってきてます。
トシのせいか?

ああ,それから,
「私が店主です」っていうページの写真,
近年の写真に入れ替えました。

昨年見積もりにお伺いしたお宅で,
「写真よりフケてますね」ってツッコまれてしまい,
考えてみたら16年前くらいの写真だった(笑)
この記事に拍手する     
<店主> at 00:55コメント(0) 
店主
曽根匡史 1961年 A型

HPはこちらです

外壁塗装【曽根塗装店】神奈川県横浜市

塗装工事のビデオ

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