雑記

2016年09月06日

最新刊「仕上げデザイン究極ガイド 最新版」

ずっと以前から,当店HPのトップページ上で,2行,
「建築知識」という月刊専門誌との関わりを記載しています。


そもそもの始まりは15年前,
「建築知識」2001年9月号での当店HPの紹介記事でした。
(15年前は,当店HP以外で工事記録がある塗装業者のHPは
ほとんど存在していなかったので結構目立ってたと思います)


最初の原稿依頼は「建築知識」2002年8月号「塗装特集」でした。
この時のことはこのページに書いてありますが,
依頼された量があまりにも多かったので,
得意分野を持つ同業の知人数名を編集の方にご紹介しました。
塗装特集なだけに,塗装職人的には最も充実した内容だと思いますが,
とっくに品切れで もう手に入りません。
  ↓
「建築知識」2002年8月号


それから「建築知識」2004年4月号「建築用語集」の中の
塗装工事の項への原稿提供。
(この雑誌はその後,当店の新人職人に貸したまま
そいつが辞めてしまったため,手元になく,写真が載せられません)
(浜崎君,生きてますか?生きててこれ見てたら返してください)

ここまでの2件の原稿はその後,再編集して
HPの「塗り替えQ&A」に分散してあります。

この後も,「建築知識」の出版元であるエクスナレッジ社より
2008年10月刊「iA(インテリア/アーキテクチュア) Vol.11
左官&塗装仕上げの技法100+1」に原稿・資料を提供。
(この時も,得意分野を持つ知人数名を編集の方にご紹介しました)
  ↓
「iA Vol.11 左官&塗装仕上げの技法100+1」

「iA Vol.11 左官&塗装仕上げの技法100+1」見本誌送り状


以上4回の後,さらに以下6回の6冊。
但し,以下の6冊は,ほぼ上記の3冊の記事の再録です。


2008年10月刊「建築現場大辞典 写真帖+DVDビデオ (建築知識) 」
塗装工事用語集の再録です。
  ↓
「建築現場大辞典 写真帖+DVDビデオ (建築知識) 」

「建築現場大辞典 写真帖+DVDビデオ (建築知識) 」塗装工事の項




2011年2月刊「仕上げデザイン 究極ガイド」
(これは「iA(インテリア/アーキテクチュア) Vol.11
左官&塗装仕上げの技法100+1」の再録本なのですが
再録の許諾を問うメールは来ましたが
見本誌を送付された記憶がなく,手元に現物が見当たりません)
  ↓



2015年3月刊「木造現場ポケット用語辞典」
これも塗装工事用語集の再録です。
  ↓
「木造現場ポケット用語辞典」

「木造現場ポケット用語辞典」塗装工事の項




「建築知識」2014年11月号「超イラストで全部わかる新しい建築現場用語」
これも基本的には過去記事の再録ですが,わずか見開き2ページで
新人設計士のために塗装工事の最低限の知識を詰め込んであります。
編集者の方がたいへん熱心で優秀だったので,
2ページにしては上出来と思います。
  ↓
「建築知識」2014年11月号

「建築知識」2014年11月号塗装工事の項




2016年3月刊「超図解でよくわかる建築現場用語 完全版」
これも塗装工事用語集の再録です。
  ↓
「超図解でよくわかる建築現場用語 完全版」小包

「超図解でよくわかる建築現場用語 完全版」見本誌送り状と謝礼

「超図解でよくわかる建築現場用語 完全版」

「超図解でよくわかる建築現場用語 完全版」塗装工事の項

「超図解でよくわかる建築現場用語 完全版」執筆者一覧




そして,最新刊が
2016年7月「仕上げデザイン究極ガイド 最新版」
(これは「iA(インテリア/アーキテクチュア) Vol.11
左官&塗装仕上げの技法100+1」の再録本です)
  ↓
「仕上げデザイン究極ガイド 最新版」

「仕上げデザイン究極ガイド 最新版」関連記事扉ページ



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「再録」とは言っても,その都度,きちんと連絡が来て,
担当者によっては何度もメールが往復して
直すべきところは手直ししていることが多いです。

しかし,以上のうち,誠に遺憾ながら何かの手違いで
最新刊である「仕上げデザイン究極ガイド 最新版」には
私の修正稿があまり反映されていません。
もし購入して「アレ?」と思った方は
当方にご連絡いただければ,修正稿をメールでお送りいたします。
(これが今回の記事の本題です,実は。)

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それから,最近,エクスナレッジ社とは別系統の
専門誌からご連絡をいただき取材を受けまして,
サイディング改修に関する技術的な記事が
顔写真入りで載る予定になっており,
無事発行されましたら このブログにて
またご紹介させていただきたいと思います。

ただ,残念ながら書店売りしてない専門誌なので
年間契約の定期購読者しか入手できないんですけどね。

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(以前にも書きましたが)最後に念の為申し上げておきます。
業者のHPで「マスコミから取材されました」と書いてあったり
雑誌等に外壁塗装に関する連載記事を書いてたりするのが,
「実は掲載料を支払っている広告」というパターンとは異なり,
上記は最大5万円の「原稿料をいただいた執筆活動」です。
(再録=使い回しのときは 見本誌のみ〜10,000円ですけど)

かかる手間から考えたらぜんぜん見合わない対価ですが
少しは塗装工事に関する啓蒙活動にはなるでしょうし,
個人的に記念にはなるので,まあいいか,と思ってます。
名前入りの出版物は捨てない限り曽根家に残り続けるわけで。

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<店主> at 03:08コメント(0) 

2016年08月22日

カラーベスト屋根の棟の対処&空調服

いやー,梅雨時期よりも天気悪いですね,関東。
そのお蔭で新記事書けるわけですけど。

一週間ほど前に新しい動画を公開しました。
前回公開の動画とこの動画の間に限定公開で3本動画があるのですが
「時事ネタ」を含むため,これを先に一般公開しました。

まずはご覧ください。
「カラーベスト屋根 棟板交換【曽根塗装店】」(8分)



屋根の頂上部を「棟」といい,
カラーベスト屋根(コロニアル屋根)の場合は
トタンが使われていることが多いです。
このトタンを「笠木」とよぶ場合もありますが
正式には「棟包み板金」といいます。
  ↓
カラーベスト屋根(コロニアル屋根)の棟

寸法関係は正確ではありませんが,断面図を作成してみました。
  ↓
カラーベスト屋根(コロニアル屋根)の棟の断面図

トタン「棟包み板金」の内側には
「棟板」または「笠木」もしくは「貫板」とよばれる木材があり,
トタンの側面から釘で固定されています。(赤丸囲いの釘)

その釘は通常「スクリュー釘」といわれるタイプで
その所以のギザギザがあるため抜けにくくはなっているのですが,
年数が経つと徐々にこの釘が抜け出てくることが多いです。
  ↓
棟包み板金の釘の緩み

釘が出てきている状態をあまりに放置すると,いずれ釘が抜け落ちて,
最悪の場合,台風などで棟包み板金が吹き飛んでしまうことがあります。
足場の上から ご近所の屋根を撮影した写真で,
実際に棟包み板金が無くなってる例です。
  ↓
カラーベスト屋根の棟包み板金が脱落


また,出てきた釘の頭を引っ張ると簡単に抜けてしまうことがよくあり,
その理由として,釘が棟板に対して水平ではなく斜めに打たれていて
「抜けてないだけで効いていない」というNGな状態であることが
ヒジョーーーに多いです。(経験上,その確率は70%以上です)

こんな具合に
  ↓
棟包み板金の釘の打ち方不良 写真

マウスポインタを乗せると図が変わります。
  ↓

棟包み板金の釘の打ち方の違い

ちなみに,NG(No Good)な打ち方の場合には
角度的に釘を伝って棟板まで雨水が浸みやすくなると思われ,
後年,釘が余計に抜けやすくなるようです,経験的に。

逆に,GJ(Good Job)な打ち方の場合,
20年過ぎていてもしっかり釘が効いていて何ともないこともあって
「この釘を打った屋根職人は真面目な人だったんだなぁ」
としみじみと感心することがあります。
(残念ながら そんな家は滅多に無いですけど)

昔は,釘頭が多少出てきていても,あまり考えず,
ただコンコンと打ち込んで,そのまま塗ってましたが
追跡調査の結果,打ち込んでも また出てくることがわかったので
現在はステンレスのビスで打ち替えることにしています。

ビス打ちにしなくても,出てきている釘を一旦抜き取り,
GJな打ち方に変更してもいいわけですが,
トタンの内側の棟板の厚さは15ミリ,
その厚さの真ん中を狙って正確に水平に釘を打ち込むのは
(やってみるとわかりますが)案外難しく,
私的にはビス打ちに換えちゃったほうが簡単です。
それに釘とは比較にならないくらい緩みにくく確実でもある。

使用するビスは下穴無しでスパッとトタンを突き通す
「板金オールラウンドビス ステンレス 3.7×40」がおすすめです。
(もちろんインパクトドライバー使っての話です,為念)
このビス,現時点では「Amazon」での取り扱いが無く,
ネット販売していても なぜか価格が高めなので
建築資材店やホームセンターで探してください。
  ↓
スクリュー釘とステンレスビス

板金オールラウンドビスステンレス 箱

当方,ばりばりのA型なのでw もう少し細かい話になりますが,
ビス打ちの位置はもともと釘が打ってあった位置よりも
少しずらして別の位置にした方が効きます。
  ↓
棟包み板金のステンレスビス留め後

棟包み板金のステンレスビス留め後のアップ

釘を抜いた跡の穴は,
「ポリパテ」か「クイックメンダー」で埋めます。
「クイックメンダー」で埋めた後の写真です。
  ↓
釘穴を埋めた後


で,私の場合,ステンレスのビスで打ち替える際,
釘を抜くついでにトタンをめくって「棟板」の状態を確認しています。
  ↓
カラーベスト屋根の棟木の状態を確認

カラーベスト屋根の棟木の状態を確認 別アングル

私の経験上,築15年を過ぎると,
「棟板」が腐っていることがあるので。
  ↓
棟木の腐食:築15年

棟木の腐食:築16年

全部交換なら本職の屋根工事業者を呼びますが,
部分補修の場合は私がやることもあります。
今回の動画のお宅は数量が少なかったので私がやりました。

棟板は通常は杉材の板で「貫板」という名前で売っており
伝統的な規格で寸法が決まっているようで,
厚さ15mm×幅90mm×長さ3650mm,ホームセンターで買えます。

「ACQ加工」といって,腐りにくくするために
あらかじめ薬剤で防腐処理してある板も存在しますが
売ってたり売ってなかったりするので,
今回は既存と同じく無処理の板を買ってきて
余っていた木材保護塗料を表も裏も3回たっぷり塗りました。

(※木材保護塗料とは「キシラデコール」に代表される
色付きの防腐防虫剤とでもいうような塗料です)

通常は塗装間隔12時間程度なので1日1回しか塗りませんが,
この場合,本当は塗料の中に浸してしまいたいくらいなので,
含浸させるべく吸い込んだところでさらに重ねてしまう塗り方をして
翌日でもベタベタしてます。
  ↓
貫板に防腐防虫塗料塗付1回目

貫板に防腐防虫塗料塗付2回目

貫板に防腐防虫塗料塗付3回目

ついでに書くと,「タフモック」「エコランバー」という名称で
プラスチック製の腐らない貫板が存在します。
ただ,厚さが18mmなので,部分交換の場合は
既存の貫板(15mm)と厚さが合わないため
私は使ったことがありません。
(もし厚さが合うものがあったとしても,
いずれ葺き替えのときに全交換するので
部分補修では必要ないかな,と思います。)

さらにもうひとつ,ついでに書いておくと,
10年以上前の私がそうだったように,
出てきている釘を打ちこむくらいで,それ以上のことはしない
という塗装業者・職人が圧倒的に多数派だと思います。
そもそも,普通は見積書にこんなことの記載は無いですから,
やらなくても「手抜き」にはなりませんし。

業者の立場としては,
下請なら めちゃめちゃ叩かれるのが当たり前,
元請でも 世知辛い価格競争に曝されるのが普通なので,
他社がやらないことをやる結果として利益が減ったり
その分価格を上げて成約率が落ちたりすることは
好ましいことではなく,避けて通るのが当然でしょう。

ですから,塗り替え工事を依頼する施主の立場の方には,
どの程度のことまで気にして工事する業者なのか,
見極めるのは無理でも 感触を掴んでから発注する必要がある
と思うのであります。

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書き始めたら ついつい長くなってしまいましたが
最後に「時事ネタ」です。

そう,動画の終わりの方に出てくる「空調服」です。
3月に加入した相方があまりにも汗かきなので
半額経費で出すから「空調服」買ってみれば?と提案。
相方が調べ倒して購入したのがこれです。
  ↓
空調服(ポリエステル)

空調服のファン

試着させてもらったところ,これが想像以上にイイ。

暑いんだから熱風が通るだけじゃないかと思っていたら
そうじゃなく,汗を乾燥させて気化熱を奪うわけです。
(よって,汗かかないと効果が薄い)

「マキタ」や「タジマツール」という大手からも
この類の製品が発売されていますが,
相方が買ったのは空調服の元祖?「アゼアス」のものです。

私が一番気になったのはバッテリーの重さと大きさなのですが,
マキタの14Vバッテリーと比べるとはるかに小ぶりで軽く
身に付けていても思ったほどは邪魔にならないです。
(逆にいうと,マキタのバッテリーの場合,
これ腰に付けるの?と想像しただけでゲンナリするので,
軽量小型の専用バッテリーを作らないと空調服の普及は難しいと思います)
  ↓
空調服のバッテリー(アゼアス製)の重量

マキタの14.4Vバッテリー

で,私も同じく「アゼアス」のものを買いました。
相方が買った服がポリエステル製であるのに対して,
私が買った服は不織布で,フード付きです。
汚れて捨てることになっても惜しくないように,と考えて
安い不織布のものを買ったわけですが,
質感が頼りなくて安っぽいので
次はポリか木綿の服を買うことにします。

ファンユニットは使いまわしで服だけ換えられるので
とりあえずお試しで買ってみるという人はこれでよいでしょう。
  ↓
空調服(不織布タイプ)



ファンは2つ,デスクトップPCに付いてるようなやつで
バッテリー本体で回転数を4段階選べます。
  ↓
空調服の内側

空調服のバッテリー

取説には,最強の【1】とその次の【2】だと
ファンの寿命が短くなるよ,ということが書いてありますが
推奨の【3】【4】だと物足りない。
ファンだけ購入可能だから,ぶっ壊れたら買い直せばいいや
ということにして,【2】で使ってます。

※【1】だと「ぶ〜〜〜〜〜〜ん」と,結構ウルサイ。

※まだファンが回らなくなるまでは使ったことはないですが
 【2】でもフル充電なら8時間もつ仕様らしいです。

スイッチ入れると腰のところから入れた外気が
服の中を通って手首と首元から抜けていき,
フード被るとフードの中まで風が通ります。
そして,服は昔のダウンジャケットみたいに膨らんで,
一回りデブになったような感覚。

なので,服が結構 足場に引っかかるようになって,
破れるとマズイので慎重に移動するようになり,
それはそれで安全で,メリットと言えなくもない。

あまりにも高温だと塗装品質に支障が生じる恐れがあるので
暑さのピーク時に屋根塗りなんかしませんが,
外壁面はだいたい足場のシートに覆われていて
耐え難いほど暑くは無いですから,
使うとしたら,やっぱり屋根でしょうね。
(そう考えると,塗装屋よりも逃げ場がない防水屋とか
屋根屋とかに向いている商品のような気もします。)

空調服があると,無い場合よりも快適に仕事ができます。
冷感スプレー併用でターボ掛けるとさらに。
  ↓
「シャツクール」と「どこでもアイスノン」」

個人的には,「シャツクール」に比べて やや強い感じがする
「どこでもアイスノン」がおすすめです。



すでにツクツク法師が鳴き始めて,夏の終わりが感じられますが,
関心のある方は残暑対策でどうぞ。
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<店主> at 02:27コメント(0) 

2016年01月04日

2016年が始まりました。

年が明けて数時間後,いつものように家族で近所の神社へ。

2016年1月1日5時8分撮影
         (2016年1月1日5時8分撮影)

運勢は「小吉」。

 晴れ渡る 月の光に うれしくも 行く手の道の さやかなりけり

だそうです。

クリスマス前に最後の現場を終えてからは ほぼずっと
車も洗わず事務所もグチャグチャのまま 見積書を作ってます。

8通あった見積書があと3通になりました。
でも,向こう1週間で 3通増えます。

そんな調子なので,
2015年はたった1つしか記事を書きませんでした。

それでも,今年は少なくとも6回は更新したいな,と思っています。
ネタはものすごくたくさんあるので。

本年もよろしくお願い申し上げます。

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<店主> at 02:18コメント(0) 

2014年10月11日

新メンバー紹介

2代目の私は他店で勤めた経験が無いまま親方になってしまったので
オヤジから引き継いだ当初はまさに「井の中の蛙」だったと思います。

しかし,ふとした思い付きでHPを開設したことによって,
その後今日までの約15年間で全国の多数の同業者と
知り合うことができました。(その数100人以上)

世の中にはいろいろな事情のもとでいろいろな仕事があり
それをいろいろな人がいろいろなことを考えながらやっていて
誰もが私が知らない何かを知ってたりします。

特に,曽根塗装店の受注状況がたいへん不調だった2006年には
複数の知り合いの現場に一職人として参加させていただきました。
そのリアルな経験によって,電話やメールでやり取りをするのとは
まったく比較にならないくらい非常に多くの知見を得ました。

所謂「カルチャーショック」というやつです。
「そうか,そのためのスランプだったのか!」と思ったほどです。

つまり,自分の位置というかベクトルがわかってきたのは
知り合うことができた多くの同業者のおかげに他なりません。
どこまで行っても自己確認でしかないかもしれないとしても。


これまで,自宅から他店の現場に通っただけでなく,
他県の知り合いのところに泊まり掛けで参上したこともありますし,
逆に他店の親方に,泊まり込みで応援に来てもらったこともあります。

同じ屋根の下で同じ釜の飯を食った,今日までの当店滞在者は6名。
年齢も20代から60代まで,様々なタイプの人物がいましたけど
ギロンすることが最も多かったのが,5人目の寺沢君です。

ウザイくらい絡んでくる (笑)


私からすると,寺沢君の真骨頂は「費用対効果」の飽くなき探求です。
施主様からの視点,経営者からの視点,両方の意味合いで。

確かに,「費用÷耐用年数」(=CP)や
「利益÷労力」(≒作業効率)を極限まで向上させるべく努めるのは
経営者として当然のことだというのは私も認めます。

でも,それだけだと未来のロボットが人間を殺すのと似てる気がして,
どうも私的には“全面的な賛成”はできないのですよ。

もし不条理であるとしても,客観的には無意味や無駄の部分にこそ
当事者にとって掛け替えのない絶対的価値があるはずと思うので。

このあたりが寺沢君と私の尽きないギロンの源ではないか,
と考えています。


ある意味両極端ゆえに組んで仕事ができるということもありまして,
なななんと,
寺沢君は「季節限定の曽根塗装店メンバー」になった次第です。

そいつは一体何者なのか?と思った方は
寺沢君による「職人斯く語りき」をご覧ください。


  ↓ 今年の3月に,Googleの車に遭遇した寺沢君(右)と私です。
    (これ GoogleMapストリートビューからの写真です)

寺沢君と現場にてGoogleCarに撮られる

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それから,6月から加わった通年メンバーの古尾谷君は
ちょっと虚弱なのが玉にきずですけど私の新しい相方です。

古尾谷大輔の腰袋

かなり変わり者なので長続きしそうな気がします。
古尾谷君の作文もそのうちアップしたいと思います。

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最後に,尋常でなく見積書をお待ちの皆様,申し訳ございません。
年内に提出できるよう頑張りますので ご容赦ください。
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<店主> at 01:22コメント(0) 

2014年01月11日

ナカヤマ彩工(福岡県)

昨年春,施工中の現場でちょっと休憩していると,
「ペンキ屋さん,今塗ってるのは何ですか?」
と,年配の男性が話しかけてきました。

その人はお住まいのマンションで行われる予定の大規模改修のため
塗装工事の勉強中
だそうで,20分くらい立ち話しをしました。
すでにあれこれの情報をあちこちから集めて蓄積されているらしく,
「塗料メーカーごとの特徴」や「業者の選び方」などについて,
具体的な塗料の名称や施工業者名も登場する質問の連発でした。

そして,最後に,「名刺もらえますか」というので,
「私は大規模改修なんかやりませんし出来ないですよ」というと,
「一軒家の塗り替えをする人がいたら紹介するから」とのこと。

私は名刺の裏に「ナカヤマ彩工」と書いて手渡し,
「RCの改修のことならここのHPが大変参考になると思いますよ」
と言いました。

すると,その人は「曽根塗装店」は知りませんでしたが,
「ナカヤマ彩工」はすでに知っていて,
「あなた良く勉強してますね」とホメられました (^o^)


これはまだ「ナカヤマ彩工」代表の中山厚さんと私が
直接やり取りをするようになる前の話です。

私はナカヤマ彩工のブログは数年前に発見しており,
そこで公開されている膨大な工事記録には全部目を通し,
ブログはブックマークに入れて定期巡回していました。

HPでは塗料や工法の説明や実験などの記事も充実しており
「真面目な人だなぁ」と密かに感心していたわけです。

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RC(鉄筋コンクリート)の建物は,構造体がそのまま外壁でもあるため,
外装メンテナンスの際には,塗装業者だけでは済まないことが多いです。

鉄筋コンクリートの建物は,鉄筋を覆うように
板や鉄板で型(型枠)を作ってコンクリートを流し込んで,
それが固まってから型を外して形作られています。

単に型枠を外しただけの状態で塗装されている場合もありますが,
たいていは型枠を外した後に,全面にモルタルをコテ塗りして
そのあとに塗装なりタイル張りなりの仕上げが行われていることが
ほとんどだと思います。

RC建築の劣化の仕方として厄介なのは,
築後の経年劣化や新築時の施工不良のため,壁の内部で
表層のモルタルが躯体のコンクリートから剥がれて
浮き上がってしまうことがままあることなのです。
(「打診」といって,叩くと音が違うのでわかります。)

また,クラックが鉄筋まで達していると内側の鉄筋が錆びて膨張し,
コンクリートを内側から割ってしまうため,部分的に欠損が生じている
などということもあります。

そしてまた,外壁にタイル張りの部分があったら,
外壁がタイルごとひび割れていることがよくあり,
そうなると,割れているタイルは部分的にハツリ取って
下のクラックを処置してから,再び同じようなタイルを張り戻す
というような作業が生じます。

それから,RCの建物は屋根が「陸屋根」であることがほとんどで
改修ともなれば屋上防水のやり直しが付き物になります。

ウレタン防水など塗付するタイプの防水工事ならば
塗装業者が行う場合もありますが,
基本的に防水工事を行う職人と塗装工事を行う職人とではスキルが異なり,
例えば蕎麦屋とラーメン屋,とか,魚屋と八百屋くらい違いますので
やはり,防水工事専門の業者のノウハウが必要になってきます。

そんなわけで,RCの場合は単純な塗り替え工事ではなくて,
端的に言うと塗装工事はただ最後の化粧・仕上げにしかすぎず,
金額の割合からいっても,左官工事,防水工事,タイル工事など,
むしろ塗装工事以外の工事がメインになるのが普通ですから,
まさに「改修工事」というのが相応しいのであります。

そのため,RCの改修工事を請けられる塗装業者というのは
それなりの知識としっかりしたチームを持っていることが必須となり,
住宅の塗り替えが主体の業者では役不足
であることがほとんどです。

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さて,話がだいぶズレてしまいましたけれども,
塗装業者にも種類があって,大別すると「町場(マチバ)」の業者と
「野丁場(ノチョウバ)」の業者に分かれます。
簡単に言うと,「町場」は住宅や低層の共同住宅など小規模工事現場,
「野丁場」はビルやマンションなどの大型建造物の工事現場
です。

曽根塗装店は先代の創業時からずっと「町場」の業者なので,
私はRCの建物の工事経験はほとんどありませんが,
中山さんとお話ししたところ,ナカヤマ彩工は
創業当初「野丁場」主体でスタートしておられるそうで
だからRCの工事に手慣れているのか,と謎が解けました。

そして,繰り返しになりますが,
私的なナカヤマ彩工HP・ブログの魅力はやはり,
「その人が実際に現場で何をしているのか」
がきちんと伝わってくる,詳細な工事記録です。

現在は「町場」の工事が主体になっているそうで,
木造のサイディング・モルタルの外壁の塗り替え工事や
鉄骨造のALC外壁の工事の記録も読み応えのある工事記録がありますが,
特に,RCの工事に関しては,ナカヤマ彩工を超えるHPは無い,
と思います。


それからもう一つ,特筆すべきは,その工事記録中で
実働日数と人工(にんく=延べ作業人員)が明記されていることです。

一般の方は,
高い塗料を選べば高耐久または高機能で工事価格も高くなる
と単純に考えておられることが多いのですが,
同業者の視点からすると,よほど高価な塗料を使用しない限りは,
塗装工事の原価をもっとも大きく左右するのは人件費
即ち,「人工」なのです。

ネットが発達した昨今では,塗料の名前で検索すれば
たいていの塗料の実売価格はだいたいバレてしまいますから
さらにHP上で「工期」ではなく「実働日数」を,しかも「人工」まで
公開するというのは,要するに工事原価を曝してしまうようなものなので
がっつり儲けたい業者様にはたぶんできないことと思われ,
信頼に値する業者,という印象が強いです,私的には。

そのへんの実際というか現実は,電話で話すようになってから
結構突っ込んだ話をしましたが,中山さんは
文章から想像していた通りの感じの,とても生真面目な人でした。


以上のような次第で,【ナカヤマ彩工】ならRCでもOK!
私が福岡在住の一般人なら塗装工事は迷わずここに依頼します。
(※曽根塗装店HPからもリンクさせていただきました)

ナカヤマ彩工


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最後に,久々なので ちょっと,曽根塗装店近況のご報告です。
相変わらず私1名なのですが,11月からは北国の職人社長が
同じ屋根の下に泊まり込みで応援に来てくれています。
3月末頃までこちらに滞在予定で,それまでは現場2名です。
本年は今のところ4軒の工事予定が入っており,
うち3軒がリピート様で,昨年もリピート様が2軒ありました。
HP開設初期に当方が施工させていただいたお宅が10年を超えて
一回りしてきている感じで,誠にありがたいことではございますが,
新規が弱いです。
亭主関白だけど愛妻家の理系男性は絶滅危惧種なのか???
近年の傾向としてはめちゃめちゃ調べ倒してから決める女性
じわじわ増えてきている印象があります。
まあ,捨てる神あれば拾う神ありと思って今年もなんとか頑張ります。

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<店主> at 01:25コメント(0) 
店主
曽根匡史 1961年 A型

HPはこちらです

外壁塗装【曽根塗装店】神奈川県横浜市

塗装工事のビデオ

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