雑記
2013年06月22日
「CandyCrush」「バッテリー」
つい最近,訳あって スマホに変えました。
私は携帯を常に身に着けている派ではないですが,
外仕事ですから,防水防塵のコレの黒にしました。
で,今回の記事は,塗装とは全く関係なく,
スマホの画面に,勝手に,
「キャンディ・クラッシュ」「CandyCrush」「バッテリー」という
ショートカットアイコンが現れる件です。
PC等で何か困ったことになった時,
たいていの場合は検索すると解決策が見つかります。
しかし,今回の件は,検索しても解決方法が見つからず,
結局自己解決したので,
誰かの参考になるかと思い,ここに記しておきます。
---------------------------------------------------
スマホのバッテリー残量がどのくらいなのか,
一目でわかるような方法はないのかと思っていたところ
それ用の「ウィジェット」を加えると可能になることがわかって
「Battery Widget」をインストールしました。
何種類かあった中で私が選んだのは数字が大きいコレです。
↓
すると,それ以後,ホーム画面の空いた部分に,
「キャンディ・クラッシュ」「CandyCrush」「バッテリー」
というショートカットアイコンが現れるようになりました。
何だろうとアイコンをクリックしてみると,
「Candy Crush Saga」
↓
「Du節電-バッテリー最適化+ウィジェット+電池情報+延長寿命」
↓
のインストールページのほか
「Partner Tracker」という英文の怪しげなページに接続したりします。
↓
そのようなものには用はないので,ショートカットアイコンを削除するのですが,
数分後にまた現れるのです,勝手に。
これら「キャンディ・クラッシュ」「CandyCrush」「バッテリー」
のショートカッアイコンは消しても消しても復活し,
ホーム画面に空きが無くなるまで増え続けます。
↓
「キャンディ・クラッシュ」「CandyCrush」「バッテリー」の
ショートカットアイコンを勝手に追加する何らかのプログラムは
ホーム画面に空きが無くなっても働いているらしく,
こんどは
「ホーム画面に空きがありません」
というダイアログが
数分ごとに出るようになります。
つまり,すごくうざい。
ネットで調べてもこれを解消する方法がわからず,
OSを以前の状態に戻す「復元」も試みましたが,治りませんでした。
ウィルスソフトは入れているもののどうもウィルスのようなので
雨休みの日に携帯ショップに持ち込むことにしましたが,
試しに,「Battery Widget」をアンインストールしてみました。
で,あっさり解決しました。
削除したウィジェットの代わりに他の「Battery Widget」を
インストールしてみました。
それがコレです。
↓
こちらのウィジェットは うざい「おまけ」は付いていないようで
問題なく動作しています。
「Candy Crush Saga」のページでは,
ユーザー レビューに この現象について苦情を書いている人がいたので
解決策がわからず困っている人がいると思われます。
写真は,現象を再現するために,
再度初めの(問題を起こすほうの)「Battery Widget」を
インストールしてみて,症状が出たところを撮ったものです。
それでわかったのは,インストール後に現れるこの画面
↓
で「OK」を押したせいかもしれない,ということです。
症状再現のためにあえて「OK」しましたが,
ここで「OK」を押さないとこの画面が数分ごとに何度も何度も出ます。
ウィルスソフトを入れてあるので平気だろう
と油断して押してしまいましたが
うっかり押してしまうと,うざい事態に陥りますから ご注意を。
---------------------------------------------------
今回は塗装の記事ではありませんでしたが,
先日,未知の方から,前記事「エッフェル塔の色」に関して
画像付きメールをいただきましたので前記事末尾に追加しました。
私は携帯を常に身に着けている派ではないですが,
外仕事ですから,防水防塵のコレの黒にしました。
で,今回の記事は,塗装とは全く関係なく,
スマホの画面に,勝手に,
「キャンディ・クラッシュ」「CandyCrush」「バッテリー」という
ショートカットアイコンが現れる件です。
PC等で何か困ったことになった時,
たいていの場合は検索すると解決策が見つかります。
しかし,今回の件は,検索しても解決方法が見つからず,
結局自己解決したので,
誰かの参考になるかと思い,ここに記しておきます。
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スマホのバッテリー残量がどのくらいなのか,
一目でわかるような方法はないのかと思っていたところ
それ用の「ウィジェット」を加えると可能になることがわかって
「Battery Widget」をインストールしました。
何種類かあった中で私が選んだのは数字が大きいコレです。
↓
すると,それ以後,ホーム画面の空いた部分に,
「キャンディ・クラッシュ」「CandyCrush」「バッテリー」
というショートカットアイコンが現れるようになりました。
何だろうとアイコンをクリックしてみると,
「Candy Crush Saga」
↓
「Du節電-バッテリー最適化+ウィジェット+電池情報+延長寿命」
↓
のインストールページのほか
「Partner Tracker」という英文の怪しげなページに接続したりします。
↓
そのようなものには用はないので,ショートカットアイコンを削除するのですが,
数分後にまた現れるのです,勝手に。
これら「キャンディ・クラッシュ」「CandyCrush」「バッテリー」
のショートカッアイコンは消しても消しても復活し,
ホーム画面に空きが無くなるまで増え続けます。
↓
「キャンディ・クラッシュ」「CandyCrush」「バッテリー」の
ショートカットアイコンを勝手に追加する何らかのプログラムは
ホーム画面に空きが無くなっても働いているらしく,
こんどは
「ホーム画面に空きがありません」
というダイアログが
数分ごとに出るようになります。
つまり,すごくうざい。
ネットで調べてもこれを解消する方法がわからず,
OSを以前の状態に戻す「復元」も試みましたが,治りませんでした。
ウィルスソフトは入れているもののどうもウィルスのようなので
雨休みの日に携帯ショップに持ち込むことにしましたが,
試しに,「Battery Widget」をアンインストールしてみました。
で,あっさり解決しました。
削除したウィジェットの代わりに他の「Battery Widget」を
インストールしてみました。
それがコレです。
↓
こちらのウィジェットは うざい「おまけ」は付いていないようで
問題なく動作しています。
「Candy Crush Saga」のページでは,
ユーザー レビューに この現象について苦情を書いている人がいたので
解決策がわからず困っている人がいると思われます。
写真は,現象を再現するために,
再度初めの(問題を起こすほうの)「Battery Widget」を
インストールしてみて,症状が出たところを撮ったものです。
それでわかったのは,インストール後に現れるこの画面
↓
で「OK」を押したせいかもしれない,ということです。
症状再現のためにあえて「OK」しましたが,
ここで「OK」を押さないとこの画面が数分ごとに何度も何度も出ます。
ウィルスソフトを入れてあるので平気だろう
と油断して押してしまいましたが
うっかり押してしまうと,うざい事態に陥りますから ご注意を。
---------------------------------------------------
今回は塗装の記事ではありませんでしたが,
先日,未知の方から,前記事「エッフェル塔の色」に関して
画像付きメールをいただきましたので前記事末尾に追加しました。
2013年05月16日
エッフェル塔の色
下の下の記事の相方が至極あっさりヤメてしまって一人親方状態となりそれはつまりそういう星回りなのでそれも良いもんなのかもしれないと思ったりしているうちに来年の3月まで予定が埋まってしまったりしてさあどうしようかなあなどと考えつつもなかなか未提出の見積書がなくならず気持ちにいまいち余裕が持てないという近況の昨今でありますが皆様ご無沙汰してすみませんお元気ですかお久しぶりでございます。
では本題へ。
10ヶ月くらい前,「シャープ化学工業」の営業の三田さんから,
近々「世界接着剤・シーリング材会議」に参加するためフランスに行くことになった,
という話を聞いた私は,あるお願いをしました。
私:フランス行くなら,エッフェル塔行きますか?
三田さん:たぶん。
私:じゃあ,日塗工だと何番の色か,合わせてきてもらえませんか?
三田さん:えーっ,あの見本帳フランスまで持っていくんですか?
私:いいじゃないすか,お願いしますよ。
エッフェル塔に関して特別な思い入れがあるわけではないですが,
鉄塔という意味では東京タワーと同じなのに,私の頭の中では
鉄というよりは石で出来ているようなイメージがあります。
そこで,実際,あれはどの色で塗ってあるのだろうか,
と以前から知りたかったのであります。
---------------------------------------------------
試しに,エッフェル塔に東京タワー風の塗装をしたらどうなるか,
カラーシミュレーションの真似事をしてみました。
(マウスポインタを乗せると写真が変わります)
↓
当店にはカラーシミュレーションソフトはありませんので
画像処理ソフトでテキトーに作りました↑
これとは逆のパターン,
エッフェル塔の色で塗った東京タワーを見てみたい気もしますが,
その処理のほうがめんどくさそうなんで,
カラーシミュレーションソフトをお持ちの宮城県の阿部塗装店さん,
ぜひやってみてください。(あんまり面白くなさそうだけど)
---------------------------------------------------
こちらの記事によると,現在の色は1968年に決められた色で,
「エッフェルタワー・ブラウン」と名付けられていること,
でも1色ではなくて,下から上に薄くしてあって3色使われている,
と書かれています。
目から対象物までの距離が遠いほど「空気の色」が加わり
白ボケるのを逆手にとって,グラデの配色でそれをブーストし,
実際よりもさらに高く感じさせようという意図のようです。
そこで,改めてネットでエッフェル塔の写真を探しまくった結果,
上下の色が違うことがわかる写真がやっと見つかりました。
↓
(http://www.whytraveltofrance.com/2006/04/28/eiffel-tower-seen-from-space/ より)
---------------------------------------------------
さて,エッフェル塔の色「エッフェルタワー・ブラウン」は
日本塗料工業会の色見本帳の番号で言うと何番だったのか,
三田さんから教えていただいた答えは【17-60D】です。
(時間を変えて2回見に行ってくれたそうです)
↓
そう,なんというか,薄らボケた,パッとしない鈍い色なんすよ。
これ塗ってああ見えるのかなあ?と,意外です。
で,三田さんにいただいた鉄骨のアップ(+朝日)の写真がこれです。
↓
こちらの記事ではドイツ製の「酸化鉄顔料」が使われていると書かれています。
ということはもしかすると,塗装面を間近で見ると
「グラファイトペイント」などと似た,ちとメタリックな表情があるのかも
と想像していましたが,写真で見る限りそんな感じはなく,
なんか普通のペンキみたいでつね (´Д`) イタペンガヌッタミタクナガレテルシ
なお,私としては【色見本を塗装面に直接当てている写真】
を撮ってきて欲しかったので,そのようにお願いしていました。
しかし,現地では鉄骨は直接触れない位置にあるそうで,
しかも,機関銃持ってる警官が警らしているので
ムリクリよじ登って見本帳押し当てたりしようものなら
不審なジャポネとして撃たれてしまいそうでコワイのだそうです。
(「Google Street View」より)
↓
---------------------------------------------------
最後に,三田さんからいただいた もう1枚の写真がこちらです。
↓
クリックすると高解像度の写真が開きますので,ご覧ください。
装飾が凝ってることがよくわかります。
三田さん ありがとうございました m(_ _)m
---------------------------------------------------
---------------------------------------------------
※6月14日追記
札幌在住の佐藤裕子様より
画像付きのメールをいただきましたので以下にご紹介いたします。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
Subject: エッフェル塔の色について
はじめまして。
私は札幌でデザインの仕事をしている者です。
グラフィックデザインがメインですが、
環境色彩に関わる商品開発なども手がけています。
エッフェル塔の色について、
私も以前から実際はどんな色なのか気になっていたのですが、
このたびパリを訪ねる機会がありまして、
日塗工の見本帳を片手に出かけて来ました。
ざっくりとまとめたものを添付させていただきますので、
ぜひご覧いただければと存じます。
「三田さん」もおっしゃるとおり、
鉄骨部は手の届かないところにあり、
おまけに機関銃を下げた迷彩服の兄さんもおり、
よじ登るわけにはいかず。
記載しましたとおり、
工事囲いやサイン板を「エッフェル塔ブラウン近似色」と考え、
それを測色して参った次第です。
サイン板は「17-40D」と「50D」の中間くらい。
塔の色はサイン板よりは明るく思えましたので、
三田さんの測色とほぼ一緒です。
こういったランドマークである建造物の色彩は常に論議の的となります。
札幌の大通公園のテレビ塔も
塗り替えのたびに「何色であるべきか」が盛んに言われましたが、
この春の塗り替えでは市民アンケート等の結果から、
従来通りの赤+青緑に落ち着きました。
個人的には決してよい配色とは考えませんが、
ではどのように決めたらよいのか、
スカイツリーはじめ、他の実例から学ぶものは多いですね。
エッフェル塔は最も気になるお手本のひとつだと思ってました。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
佐藤様のお仕事の一端は下記ページで紹介されています。
→「札幌スタイル」
動機はともかく,私と同じように
「エッフェル塔の色は日本塗料工業会の色見本で何番?」
と考えた方がいたことがわかって 興味深く拝見しました。
佐藤様 ありがとうございました m(_ _)m
では本題へ。
10ヶ月くらい前,「シャープ化学工業」の営業の三田さんから,
近々「世界接着剤・シーリング材会議」に参加するためフランスに行くことになった,
という話を聞いた私は,あるお願いをしました。
私:フランス行くなら,エッフェル塔行きますか?
三田さん:たぶん。
私:じゃあ,日塗工だと何番の色か,合わせてきてもらえませんか?
三田さん:えーっ,あの見本帳フランスまで持っていくんですか?
私:いいじゃないすか,お願いしますよ。
エッフェル塔に関して特別な思い入れがあるわけではないですが,
鉄塔という意味では東京タワーと同じなのに,私の頭の中では
鉄というよりは石で出来ているようなイメージがあります。
そこで,実際,あれはどの色で塗ってあるのだろうか,
と以前から知りたかったのであります。
---------------------------------------------------
試しに,エッフェル塔に東京タワー風の塗装をしたらどうなるか,
カラーシミュレーションの真似事をしてみました。
(マウスポインタを乗せると写真が変わります)
↓
当店にはカラーシミュレーションソフトはありませんので
画像処理ソフトでテキトーに作りました↑
これとは逆のパターン,
エッフェル塔の色で塗った東京タワーを見てみたい気もしますが,
その処理のほうがめんどくさそうなんで,
カラーシミュレーションソフトをお持ちの宮城県の阿部塗装店さん,
ぜひやってみてください。(あんまり面白くなさそうだけど)
---------------------------------------------------
こちらの記事によると,現在の色は1968年に決められた色で,
「エッフェルタワー・ブラウン」と名付けられていること,
でも1色ではなくて,下から上に薄くしてあって3色使われている,
と書かれています。
目から対象物までの距離が遠いほど「空気の色」が加わり
白ボケるのを逆手にとって,グラデの配色でそれをブーストし,
実際よりもさらに高く感じさせようという意図のようです。
そこで,改めてネットでエッフェル塔の写真を探しまくった結果,
上下の色が違うことがわかる写真がやっと見つかりました。
↓
(http://www.whytraveltofrance.com/2006/04/28/eiffel-tower-seen-from-space/ より)
---------------------------------------------------
さて,エッフェル塔の色「エッフェルタワー・ブラウン」は
日本塗料工業会の色見本帳の番号で言うと何番だったのか,
三田さんから教えていただいた答えは【17-60D】です。
(時間を変えて2回見に行ってくれたそうです)
↓
そう,なんというか,薄らボケた,パッとしない鈍い色なんすよ。
これ塗ってああ見えるのかなあ?と,意外です。
で,三田さんにいただいた鉄骨のアップ(+朝日)の写真がこれです。
↓
こちらの記事ではドイツ製の「酸化鉄顔料」が使われていると書かれています。
ということはもしかすると,塗装面を間近で見ると
「グラファイトペイント」などと似た,ちとメタリックな表情があるのかも
と想像していましたが,写真で見る限りそんな感じはなく,
なんか普通のペンキみたいでつね (´Д`) イタペンガヌッタミタクナガレテルシ
なお,私としては【色見本を塗装面に直接当てている写真】
を撮ってきて欲しかったので,そのようにお願いしていました。
しかし,現地では鉄骨は直接触れない位置にあるそうで,
しかも,機関銃持ってる警官が警らしているので
ムリクリよじ登って見本帳押し当てたりしようものなら
不審なジャポネとして撃たれてしまいそうでコワイのだそうです。
(「Google Street View」より)
↓
---------------------------------------------------
最後に,三田さんからいただいた もう1枚の写真がこちらです。
↓
クリックすると高解像度の写真が開きますので,ご覧ください。
装飾が凝ってることがよくわかります。
三田さん ありがとうございました m(_ _)m
---------------------------------------------------
---------------------------------------------------
※6月14日追記
札幌在住の佐藤裕子様より
画像付きのメールをいただきましたので以下にご紹介いたします。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
Subject: エッフェル塔の色について
はじめまして。
私は札幌でデザインの仕事をしている者です。
グラフィックデザインがメインですが、
環境色彩に関わる商品開発なども手がけています。
エッフェル塔の色について、
私も以前から実際はどんな色なのか気になっていたのですが、
このたびパリを訪ねる機会がありまして、
日塗工の見本帳を片手に出かけて来ました。
ざっくりとまとめたものを添付させていただきますので、
ぜひご覧いただければと存じます。
「三田さん」もおっしゃるとおり、
鉄骨部は手の届かないところにあり、
おまけに機関銃を下げた迷彩服の兄さんもおり、
よじ登るわけにはいかず。
記載しましたとおり、
工事囲いやサイン板を「エッフェル塔ブラウン近似色」と考え、
それを測色して参った次第です。
サイン板は「17-40D」と「50D」の中間くらい。
塔の色はサイン板よりは明るく思えましたので、
三田さんの測色とほぼ一緒です。
こういったランドマークである建造物の色彩は常に論議の的となります。
札幌の大通公園のテレビ塔も
塗り替えのたびに「何色であるべきか」が盛んに言われましたが、
この春の塗り替えでは市民アンケート等の結果から、
従来通りの赤+青緑に落ち着きました。
個人的には決してよい配色とは考えませんが、
ではどのように決めたらよいのか、
スカイツリーはじめ、他の実例から学ぶものは多いですね。
エッフェル塔は最も気になるお手本のひとつだと思ってました。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
佐藤様のお仕事の一端は下記ページで紹介されています。
→「札幌スタイル」
動機はともかく,私と同じように
「エッフェル塔の色は日本塗料工業会の色見本で何番?」
と考えた方がいたことがわかって 興味深く拝見しました。
佐藤様 ありがとうございました m(_ _)m
2012年08月10日
「刷毛塗りの練習」ビデオ
とりあえずご覧ください。
「刷毛塗りの練習」
↓
撮影者は私,作業しているのは新しい相方です。
昨年11月,4年弱務めた旧相方がUターン&結婚で退職することになり,
「残念だが仕方がない,代わりに誰か」と思っていたら,
偶然にも「今 求人していませんか?」とTELがきて面接,
それから早くも9ヶ月が過ぎました。
だいぶ慣れてきたので,ここらで本格的なステップアップのため,
少し前から,現場が休みの日は,練習しに来てます。
---------------------------------------------------
以下に,その「練習」の内容をざっと説明しましょう。
初めに「パテ」です。
練った小麦粉のようなもの「パテ」を鋼のヘラで塗り付ける,
というか,撫で付けて平らにします。
↓
板は厚さ9ミリのコンパネを切断したもので,
1200×900 が2枚,900×600 が4枚,合計6枚の両面で12面。
実は以前に短期間在籍して辞めてしまった見習がいて
彼がある程度練習して遺していった6枚が
このたび新相方の手によって蘇ったわけであります。
パテは2回行います。
2回目は着色して,薄い紙を貼るように極力均等に付けます。
「こんな感じで」と,私が見本でやっているところです。
↓
休憩時間は撮影した動画にツッコミを入れたりします。
↓
パテが乾いたらサンドペーパーですりすりして
表面をつるつるの真っ平らにします。
↓
そして,下塗。
塗料は弱溶剤2液形のシーラー「リフノン/スズカファイン」。
練習なので,下手だとムラが出やすいように,
わざと小さいハケで塗るところがミソです。
↓
下塗塗料が乾いたら軽くサンドペーパーで研いでから
鉛筆で,1センチ間隔で,5重〜7重に図を描きます。
↓
最も内側から順に塗っていきます。
鉛筆の線を消してはいけないし,
線の内側に塗り残しがあってもいけません。
↓
塗料は弱溶剤2液形のシリコン樹脂塗料で,
破風板や雨樋等細部に塗装する場合の当店標準品です。
「ペンキ」(=SOP)よりも表面の乾燥が早いため
もたもたしていると乾いてきて肌がゴテゴテになってしまいます。
いくら速くても仕上がりが雑だったら意味がないですから,
はじめは塗り分けの精度,次に,塗り肌の向上,
その二つがある程度の水準に達したら,スピードアップ。
(現在は1回ずつタイムを測ってます)
色を変えながら,順次外側の線まで塗り進めていって,
1面で5〜7回塗り終えたら,またパテに戻る。
---------------------------------------------------
この「練習」は塗装技能士の実技試験の課題に近い部分があり,
将来受験するとしたら,この練習は かなり役立つと思います。
また,住宅の外壁塗り替えがほぼ100%の当店の場合は特に,
刷毛塗りするものの割合が低く,上達の機会が少ないですから,
その鍛錬にもピッタリです。
昨今では,破風板や雨樋までローラーで塗る店もあって
そういう今風のイケイケスタイルの主流化から考えると,
もはやハケ塗りの技術は不必要な感もありますけれども,
技能を身に付けておくのは無駄にはならないでしょう。
それと,なによりも,個々の作業に集中できる。
現場ではただ塗っていればよいというわけではなくて
次の作業との絡みなども考える必要があって,
単独の作業そのものだけを深く突き詰めることは
なかなかできません。
単独の作業だけを何度も繰り返すことは,言い換えると
「工夫の余地が狭くなる」ことにつながると思います。
しかし,狭くはなっても,その狭い範囲の中で
「工夫することがまったく無くなる」わけではない。
刷毛にどのくらい塗料を付ければよいか,
刷毛をどのくらいの強さで板に押し付ければよいか,
刷毛の角度や動かす速さはどのくらいがよいか,
どのくらいずつ塗り広げたらよいか,
そういったことはやりながら覚えるしかないため,
向上を意図する自覚の有無で上達に雲泥の差が出ます。
要するに,「考える習慣」「工夫する習慣」を
身に付けてもらうのが この練習の最大の目的です。
と,やや 偉そうに書きましたが,ベターには際限がないですから,
私自身もまだまだ試行錯誤してます,いろんなことで。
---------------------------------------------------
この動画,相方からすると,
『撮りなおして欲しい』そうですが
そう思うということは,進歩しているわけで,
これからもその調子で頑張ってもらいたいです。
まあ,しばらくはこの2名でやっていきたいと思ってます。
↓
そのうち「職人斯く語りき」の原稿が上がってくるでしょう。
「刷毛塗りの練習」
↓
撮影者は私,作業しているのは新しい相方です。
昨年11月,4年弱務めた旧相方がUターン&結婚で退職することになり,
「残念だが仕方がない,代わりに誰か」と思っていたら,
偶然にも「今 求人していませんか?」とTELがきて面接,
それから早くも9ヶ月が過ぎました。
だいぶ慣れてきたので,ここらで本格的なステップアップのため,
少し前から,現場が休みの日は,練習しに来てます。
---------------------------------------------------
以下に,その「練習」の内容をざっと説明しましょう。
初めに「パテ」です。
練った小麦粉のようなもの「パテ」を鋼のヘラで塗り付ける,
というか,撫で付けて平らにします。
↓
板は厚さ9ミリのコンパネを切断したもので,
1200×900 が2枚,900×600 が4枚,合計6枚の両面で12面。
実は以前に短期間在籍して辞めてしまった見習がいて
彼がある程度練習して遺していった6枚が
このたび新相方の手によって蘇ったわけであります。
パテは2回行います。
2回目は着色して,薄い紙を貼るように極力均等に付けます。
「こんな感じで」と,私が見本でやっているところです。
↓
休憩時間は撮影した動画にツッコミを入れたりします。
↓
パテが乾いたらサンドペーパーですりすりして
表面をつるつるの真っ平らにします。
↓
そして,下塗。
塗料は弱溶剤2液形のシーラー「リフノン/スズカファイン」。
練習なので,下手だとムラが出やすいように,
わざと小さいハケで塗るところがミソです。
↓
下塗塗料が乾いたら軽くサンドペーパーで研いでから
鉛筆で,1センチ間隔で,5重〜7重に図を描きます。
↓
最も内側から順に塗っていきます。
鉛筆の線を消してはいけないし,
線の内側に塗り残しがあってもいけません。
↓
塗料は弱溶剤2液形のシリコン樹脂塗料で,
破風板や雨樋等細部に塗装する場合の当店標準品です。
「ペンキ」(=SOP)よりも表面の乾燥が早いため
もたもたしていると乾いてきて肌がゴテゴテになってしまいます。
いくら速くても仕上がりが雑だったら意味がないですから,
はじめは塗り分けの精度,次に,塗り肌の向上,
その二つがある程度の水準に達したら,スピードアップ。
(現在は1回ずつタイムを測ってます)
色を変えながら,順次外側の線まで塗り進めていって,
1面で5〜7回塗り終えたら,またパテに戻る。
---------------------------------------------------
この「練習」は塗装技能士の実技試験の課題に近い部分があり,
将来受験するとしたら,この練習は かなり役立つと思います。
また,住宅の外壁塗り替えがほぼ100%の当店の場合は特に,
刷毛塗りするものの割合が低く,上達の機会が少ないですから,
その鍛錬にもピッタリです。
昨今では,破風板や雨樋までローラーで塗る店もあって
そういう今風のイケイケスタイルの主流化から考えると,
もはやハケ塗りの技術は不必要な感もありますけれども,
技能を身に付けておくのは無駄にはならないでしょう。
それと,なによりも,個々の作業に集中できる。
現場ではただ塗っていればよいというわけではなくて
次の作業との絡みなども考える必要があって,
単独の作業そのものだけを深く突き詰めることは
なかなかできません。
単独の作業だけを何度も繰り返すことは,言い換えると
「工夫の余地が狭くなる」ことにつながると思います。
しかし,狭くはなっても,その狭い範囲の中で
「工夫することがまったく無くなる」わけではない。
刷毛にどのくらい塗料を付ければよいか,
刷毛をどのくらいの強さで板に押し付ければよいか,
刷毛の角度や動かす速さはどのくらいがよいか,
どのくらいずつ塗り広げたらよいか,
そういったことはやりながら覚えるしかないため,
向上を意図する自覚の有無で上達に雲泥の差が出ます。
要するに,「考える習慣」「工夫する習慣」を
身に付けてもらうのが この練習の最大の目的です。
と,やや 偉そうに書きましたが,ベターには際限がないですから,
私自身もまだまだ試行錯誤してます,いろんなことで。
---------------------------------------------------
この動画,相方からすると,
『撮りなおして欲しい』そうですが
そう思うということは,進歩しているわけで,
これからもその調子で頑張ってもらいたいです。
まあ,しばらくはこの2名でやっていきたいと思ってます。
↓
そのうち「職人斯く語りき」の原稿が上がってくるでしょう。
2012年03月07日
2010年の記事:ベスト5
長らくお待たせしていた見積書の作成が 昨日の明け方,
ついに,すべて終了しました。
年明けからカウントすると8軒分です。
「見積参上後,見積書未提出」というお家が数か月ぶりにゼロになり
気分的に,たいへんすっきりしています。
ほとんど放置状態の本体HP更新や「YouTube」新作のための編集など,
いじりたいものがたくさんあって,どれから手を付けるか
すごく迷いますが,とりあえず,
「2009年の記事:ベスト5」を書いたときと同様,
ブログの2010年の記事21件の一覧を作成,
「拍手ボタン」が押された数でベスト5を出してみました。
今2012年ですから,本来は昨年2011年のリストを作るはずなんですが
2011年は,なんと,たったの3つしか記事がないので,
来年以降2012年分と一緒にまとめることにします。
というわけで,以下,2010年第5位から。
--------------------------------------------------------
第5位 拍手数:19「板張りの家」
この記事の末尾で予告した「塗替物語2」
工事はとっくに終わってますが,中断したままでございます。
自分が塗った建物にまた行くと,良くも悪くも発見があって,
そういうことは引退する前に書いておきたいと思うのですが。
--------------------------------------------------------
第4位 拍手数:20「大阪に行ってきました」
早いものであれからもう1年と3か月です。
大阪に招待してくださった「太豊刷毛ブラシ工業」はその後
社名が「タイホウ」に変更されました。
「虎」ローラーの後も,「虎内容器」「虎シゴキ」という
虎アイテムが次々に発表され,楽しませていただいています。
--------------------------------------------------------
第3位 拍手数:21「鉄の塗装」
これ,Mさんよくやったよな〜,と今でも思います。
鉄骨塗装完成のその後は見に行っていませんが,
またいつかお邪魔したいと思っています。
--------------------------------------------------------
第2位 拍手数:25「禁煙というか絶煙」
禁煙はその後も続いていて,あと2か月で丸2年を迎えます。
寝覚めが良くなった,息切れしにくくなった,のは実感できますね。
しかし,はじめの1年はとにかくものすごく眠いので参りました。
それに,以前は いくら食べても太らなかったのに,
じわじわ体重が増加していくので食事はセーブせざるを得ない。
なので,起きている間はたいてい,空腹感があるか,眠いか,
どっちかの状態にあって,テンション下がりまくりでした。
最近,ようやく慣れてきたみたいです。
--------------------------------------------------------
第1位 拍手数:38「ベランダの笠木」
こんな地味ぃ〜〜な記事が年間第1位というところが
とても素晴らしいことのような気がします。
--------------------------------------------------------
以上,まだ読んでいない方は,ぜひごらんください。
ちなみに,前年第1位の記事「調色」の拍手数が「187」になっていて
驚きました。
ついに,すべて終了しました。
年明けからカウントすると8軒分です。
「見積参上後,見積書未提出」というお家が数か月ぶりにゼロになり
気分的に,たいへんすっきりしています。
ほとんど放置状態の本体HP更新や「YouTube」新作のための編集など,
いじりたいものがたくさんあって,どれから手を付けるか
すごく迷いますが,とりあえず,
「2009年の記事:ベスト5」を書いたときと同様,
ブログの2010年の記事21件の一覧を作成,
「拍手ボタン」が押された数でベスト5を出してみました。
今2012年ですから,本来は昨年2011年のリストを作るはずなんですが
2011年は,なんと,たったの3つしか記事がないので,
来年以降2012年分と一緒にまとめることにします。
というわけで,以下,2010年第5位から。
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第5位 拍手数:19「板張りの家」
この記事の末尾で予告した「塗替物語2」
工事はとっくに終わってますが,中断したままでございます。
自分が塗った建物にまた行くと,良くも悪くも発見があって,
そういうことは引退する前に書いておきたいと思うのですが。
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第4位 拍手数:20「大阪に行ってきました」
早いものであれからもう1年と3か月です。
大阪に招待してくださった「太豊刷毛ブラシ工業」はその後
社名が「タイホウ」に変更されました。
「虎」ローラーの後も,「虎内容器」「虎シゴキ」という
虎アイテムが次々に発表され,楽しませていただいています。
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第3位 拍手数:21「鉄の塗装」
これ,Mさんよくやったよな〜,と今でも思います。
鉄骨塗装完成のその後は見に行っていませんが,
またいつかお邪魔したいと思っています。
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第2位 拍手数:25「禁煙というか絶煙」
禁煙はその後も続いていて,あと2か月で丸2年を迎えます。
寝覚めが良くなった,息切れしにくくなった,のは実感できますね。
しかし,はじめの1年はとにかくものすごく眠いので参りました。
それに,以前は いくら食べても太らなかったのに,
じわじわ体重が増加していくので食事はセーブせざるを得ない。
なので,起きている間はたいてい,空腹感があるか,眠いか,
どっちかの状態にあって,テンション下がりまくりでした。
最近,ようやく慣れてきたみたいです。
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第1位 拍手数:38「ベランダの笠木」
こんな地味ぃ〜〜な記事が年間第1位というところが
とても素晴らしいことのような気がします。
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以上,まだ読んでいない方は,ぜひごらんください。
ちなみに,前年第1位の記事「調色」の拍手数が「187」になっていて
驚きました。
2012年01月10日
新年あけましておめでとうございます
まるでブログなんかやってなかったみたいなブランクでしたが,
見積書を貯めてしまいまして,更新は後回しになってました。
年明け2通目が先ほど完成,あと6通残ってます (@-@;)
とりあえず今回は「ペール缶の刷毛漬け」の続報です。
青井さんから反響が来てからまとめて書こうと考えてたのですけど
いくら待っても来ない。(なにしてんねん)
しかし,すでに,この記事を見た他の方からコメントをいただいた後,
完成品がブログ上で(とっくに)記事にされているので ご紹介します。
他の方,とは,こちらの方です。
↓
建築塗装「和」飯田さんのブログ記事
その後2度 実際にお会いして,実物も拝見。
う〜ん,こっちのほうが簡単に作れて良さそうな気がする。
いや,リングの外側のスペーサーの寸法が微妙で難しいかも。
とかと思いました。
---------------------------------------------------
さて,実は飯田さんのことは,
大分県の北条さんのブログにコメント入れた人として,
ウチにコメントいただく前から認識していました。
巡回ルートに入った飯田さんのブログ記事を見るにつけ,
う〜ん,この人も結構ハマり込む人だな,悪い意味で(笑)
と思ってて,ちょうど最近知った「G感性診断」の結果を聞いたら
各人いずれも悪い意味でハマり込むタイプなのに3人とも違うので,
ちょっと意外でした。
北条さん:G1
飯田さん:G3
私:G4
一見,似たようなことしてても,たぶん,
それぞれ内的にはベクトルとかモチベーションが違うんでしょうね。
面白いので皆さんもやってみてください。
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「G4」ですみませんが 本年もよろしくお願い申し上げます。
見積書を貯めてしまいまして,更新は後回しになってました。
年明け2通目が先ほど完成,あと6通残ってます (@-@;)
とりあえず今回は「ペール缶の刷毛漬け」の続報です。
青井さんから反響が来てからまとめて書こうと考えてたのですけど
いくら待っても来ない。(なにしてんねん)
しかし,すでに,この記事を見た他の方からコメントをいただいた後,
完成品がブログ上で(とっくに)記事にされているので ご紹介します。
他の方,とは,こちらの方です。
↓
建築塗装「和」飯田さんのブログ記事
その後2度 実際にお会いして,実物も拝見。
う〜ん,こっちのほうが簡単に作れて良さそうな気がする。
いや,リングの外側のスペーサーの寸法が微妙で難しいかも。
とかと思いました。
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さて,実は飯田さんのことは,
大分県の北条さんのブログにコメント入れた人として,
ウチにコメントいただく前から認識していました。
巡回ルートに入った飯田さんのブログ記事を見るにつけ,
う〜ん,この人も結構ハマり込む人だな,悪い意味で(笑)
と思ってて,ちょうど最近知った「G感性診断」の結果を聞いたら
各人いずれも悪い意味でハマり込むタイプなのに3人とも違うので,
ちょっと意外でした。
北条さん:G1
飯田さん:G3
私:G4
一見,似たようなことしてても,たぶん,
それぞれ内的にはベクトルとかモチベーションが違うんでしょうね。
面白いので皆さんもやってみてください。
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「G4」ですみませんが 本年もよろしくお願い申し上げます。